【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア 5-0 東京ヴェルディ (5月19日/町田GIONスタジアム)
まさに狙い通りという形だった。町田ゼルビアが得意としているロングスローから、最後は相手のクリアボールをダイレクトで振り抜いたMF柴戸海の逆足ボレー弾が炸裂。美しい移籍後初ゴールに多くのファンが虜になった。
今シーズン開幕から町田はサプライズを起こし続けている。そんな彼らの武器の一つが徹底した“ロングスロー”だ。今節の東京ヴェルディ戦でも、このロングスローから得点が生まれた。
町田が3-0とリードして迎えた80分、ホームチームが敵陣でスローインを得るとDF林幸多郎が得意のロングスローをボックス内へと放り込んだ。
これを東京ヴェルディの守備陣が頭で弾き返したが、その先には町田MF柴戸海がいた。浦和レッズからの期限付き移籍で町田ゼルビアに加入しているボランチが利き足ではない左足を振り抜くと、これがダイレクトボレーの形となり、美しいゴールが生まれている。
柴戸にとってはこれが移籍後初ゴールだったこともあり、チームメイトやコーチングスタッフから盛大な祝福を受けた。控えGKの福井光輝はお尻を蹴り上げる愛のあるセレブレーションで視聴者を釘付けにした。
柴戸の豪快な一撃にファンは「ゴラッソ!」「うっっっま」「これはゴラッソ」「ミドルまで決めるか町田」「ちゃんとロングスローが機能してる」「同じ昇格チームでもここまで差あるのか」と反応。狙い通りの一撃に感心している様子だった。
なお、試合は町田が同じく昇格組の東京Vを終始圧倒して5-0の大勝を飾った。そして同日に行われた試合でヴィッセル神戸が敗れたことで首位へと浮上した。
(ABEMA/明治安田J1リーグ)