<大相撲五月場所>◇十一日目◇22日◇東京・両国国技館
17歳の序二段力士が、自らよりも109.7キロも重い46歳のベテラン力士を下手投げで豪快に転がして3勝目を挙げたが、立ち合いからわずか3秒ほどの衝撃決着に館内がどよめいた。
序二段九十四枚目・祥乃山(高田川)が序二段九十四枚目・輝の里(田子ノ浦)を下手投げで下した一番は、年齢差29歳、体重109.7キロの若手と大ベテランの取組となった。
立ち合い頭をつけて真っすぐ当たった祥乃山は、素早く右まわしを取ると前に圧力をかけた。と次の瞬間、絶妙なタイミングで右からの下手投げを打つと、輝の里の189.4キロの巨体がゴロンと土俵に転がった。
二回りほど大きな力士を祥乃山が土俵中央で豪快に転がしたことを受け、館内からは「おぉ」とどよめきが起こり、拍手も送られたが「この体格差」「巧いなぁ」など驚きと称賛の声も寄せられた。敗れた輝の里は今場所4敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)