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【動画】天才プログラマー・金子勇氏の顔写真
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 『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、芸人の狩野英孝が登場。2000年代初頭に起こった日本ネット史上最大のしくじり「Winny事件」について解説した。

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 番組には、オードリー若林正恭平成ノブシコブシ吉村崇ハライチ澤部佑らレギュラーの他、伊集院光、くりえみ、森香澄らが出演。

 この日は人気ゲーム配信者としての顔も持つ狩野英孝がしくじり先生として登壇。今回、教材として取り上げるのは、ある1人の人物が開発したファイル共有ソフトによって、日本中が情報流出などの大混乱に陥った「Winny事件」だ。

 日本でインターネットが爆発的に普及した2000年代初頭。当時は「動画や画像をみんなで共有する」という現代では当たり前にできることが、まだ難しい時代だった。ファイル共有ソフト自体は既にあったものの、大人数でアクセスすると回線がパンクして繋がらないという問題があったためだ。

 しかし、2002年4月、匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」に、ある人物が「暇なんで2chネラー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。少しまちなー」と書き込み、ネット民をざわつかせた。この謎の人物は、コメント番号が47だったことから「47氏」と呼ばれたが、その正体は「ただプログラミングが大好きな」金子勇氏だった。

 金子氏は、当時まだ世界の技術者も使いこなせていなかった技術を用い、ファイル共有ソフト「Winny」を約1ヶ月で開発。大人数で使っても回線が重くならず、ダウンロードが1番速いルートを自動で検索してくれる、革新的なソフトだった。たった1人のプログラマーが趣味で作ったソフトは、その便利さのあまり2ちゃんねらーを大熱狂させた。

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 しかし、利用者は2ちゃんねる以外にも広がっていき、違法アップロードをするユーザーが続出するという事態が起こってしまう。テレビ番組、映画、ゲームなどが次々と違法にアップロードされ、さらにはウイルスが爆発的に散布されたことで、利用者の個人情報が流出する大騒ぎに。

 そしてこの騒動は、ついに国の機密情報までもが流出するという、あってはならない事態にまで発展。警察の捜査書類、自衛隊の内部資料などが流出し、日本中を巻き込む大事件となった。2004年5月、金子氏は著作権違反幇助の罪で逮捕。ソフトの開発者がこの罪で容疑に問われるのは全国初だったという。

 狩野は、YouTubeでの暴露系YouTuber問題、TikTokでのバイトテロ問題などのように、「新技術には必ず社会問題が付きまとう」と指摘。「新技術を使う際はリテラシーが必要」「危険性を理解して向き合おう」と、教訓を語っていた。

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