令和の“怪物”が初めて味わった幕内優勝。新小結・大の里(二所ノ関)が優勝を決めた直後、土俵下で涙を拭う場面が何度もあった。
単独トップで迎えた大の里は、星の差ひとつで追っていた関脇・阿炎(錣山)との直接対決を制し、悲願の初優勝を決めた。初土俵から7場所目の優勝は、幕下付け出しでは横綱・輪島の15場所を大きく塗り替える史上最速Vの快挙となった。
順風満帆に出世街道を歩んではいるが、大の里は、これまで悔しい思いを何度も味わってきた。入幕から3場所続けて優勝争いに絡む活躍を見せ、存在感を高めていたが、いずれもあと一歩のところで賜杯を逃していた。
新三役で迎えた今場所は初日に横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を破り好スタートを切ったが、二日目で前頭三枚目・高安(田子ノ浦)に敗れた。三日目から6連勝を飾り、九日目に前頭二枚目・平戸海(境川)、十一日目に大関・豊昇龍(立浪)に敗れたが、そこからは連勝を続け、初の栄冠に輝いた。
初めての優勝を決め、さまざまな思いが去来したのか、取組を終えた土俵下で大の里は、瞳から熱い涙を何度も溢していた。この姿を受け、視聴者からは「こっちまで泣いてまう」「プレッシャーあったんだろうな…」「おめでとう!」「よくやったよね大の里」などの声がコメント欄に届いていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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