【セリエA】ラツィオ 1-1 サッスオーロ(日本時間5月27日/スタディオ・オリンピコ)
ラツィオのMF鎌田大地がするするっとゴール前へと顔を出して決定機に絡んだ。日本代表MFはサッスオーロとのセリエA最終節で、ゴール前に飛び出してダイレクトシュート。敵GKのビッグセーブに阻まれ惜しくもゴールとはならず、思わず頭を抱えた。
ゴールレスで迎えた30分だった。左サイドを攻めるラツィオはMFニコロ・ロベラが敵陣ボックス手前までドリブルで運び、相手を3人引きつけてから左サイドへ展開してリターンパスを受ける。再びボックス左に抜け出したDFルカ・ペッレグリーニがスルーパスを引き出すと、ゴール前にグラウンダーのクロスを送った。
このボールに合わせたのが、タイミング良くゴール前へと抜け出した鎌田だ。ボールが高速ながら右足ダイレクトで上手く合わせ、しっかりゴールの枠を捉えた天才的なフィニッシュを見せた。しかし、サッスオーロのGKアレッシオ・クラーニョが驚異的な反応を見せて指先で触ってセーブ。現地実況も思わず「クラーニョのスーパーセーブ!」と叫ぶ不運で、ゴールとはならなかった。
前節のインテル戦で強烈な左足ミドルシュートでゴールを挙げていた鎌田は、2試合連続ゴールならずというシーンに、思わず頭を抱えていた。ファンもSNS上で「キーパー良く触ったな」「シュートめっちゃ上手かったのに」と悔しさを露わにした。
この試合にフル出場した鎌田は、サッカーサイト『FotMob』によると、タッチ数87回、パス成功率89%、シュート1回、クロス1回を記録。試合は1-1のドローで終了した。ラツィオはこの結果を受けて、2023-2024シーズンのセリエAを7位で終え、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得している。
(ABEMA de DAZN/セリエA)