今シーズン限りで現役を引退した元日本代表のキャプテン・長谷部誠氏が、今だから明かせる苦労話を披露。槙野智章氏がたじたじとなる一幕があった。
【映像】長谷部氏の名場面の数々…印象に残るのはどのシーン!?
5月26日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、今シーズン限りで現役を引退した長谷部氏を特集。18歳だった2002年に浦和レッズでプロキャリアを歩み始めた長谷部氏は、2008年からドイツ・ブンデスリーガでプレーすると、ヴォルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルトを渡り歩き、アジア人最多となる通算384試合に出場。ヴォルフスブルク時代にはマイスターシャーレを掲げた。
日本代表としてもキャプテンとしては歴代最多出場。さらに3大会連続でワールドカップに出場するなど、サムライブルーを長らく支えてきた。そんな長谷部氏は引退会見で「キャリアに対して全く後悔はなく、大きな満足と共にキャリアを終えられた」とコメント。満足したなかでユニフォームを脱ぐ決断をしたようだ。
会見の中で番組スタッフは「番組のレギュラーである槙野智章さんからぜひ聴いていただきたいということで、日本代表のキャプテンとして大変だったことは?」の質問をぶつける。すると「槙野みたいな選手がいるから大変なんですよ」と返し、会場が笑いに包まれた。
さらに長谷部氏は「自分自身で深く考えたり、背負わなくていいものを背負っていた気もする」と多くのプレッシャーを感じていたことを明かす。「日本代表のキャプテンという立場はこうあるべきだとか、理想像を自分の中で描きすぎていて。自分で難しく大変にしていた。先輩が多かったので、先輩たちの顔色を伺いながら『何したらいいんだろう』みたいな時期はすごく大変だった。個性豊かな選手が本当に多くて、日本代表はどの時代も大変でした」と苦労が多かった代表での戦いを振り返った。
スタジオの槙野氏は「僕は大変じゃないですよ。たくさん迷惑かけましたけど、一番大変だったのは本田さんだと思います」と“本田圭佑”を引き合いに出す場面も。こちらもスタジオの笑いをとりつつ「僕らには感じられないプレッシャーやストレスがあったと思う。ザ・キャプテンという方で、発言も行動も。これを超える方は出てこないでしょう」と労いの言葉をかけた。
(ABEMAスポーツタイム)