【REAL SOCIEDAD JAPAN TOUR 2024】レアル・ソシエダ 2-0 東京ヴェルディ(5月29日/国立競技場)
さすがポゼッション大国であるスペインで磨かれたクラブだ。圧巻のパスワークにスタジアムが騒然となった。日本代表FWの久保建英が中心となり、レアル・ソシエダが衝撃のポゼッションで東京ヴェルディの守備陣を完全に崩した。これにはABEMA視聴者も「何そのプレス回避」「上手すぎて笑うしかない」と思わず舌を巻いた。
ゴールレスで迎えた13分だった。相手のゴールキックからボール奪取したソシエダは、一旦GKへと大きくバックパスを送る。自陣深くでボールをキープし、東京ヴェルディの選手たちを前進させておびき寄せる。自陣ボックス内でリスクを伴いながらも細かいパスを繋ぎ相手のプレスをことごとくかわし、右サイドの久保へと縦パスが入る。
久保は見事なワンタッチでフリックすると、ソシエダの攻撃陣が気にスピードアップ。右サイドを抜け出したDFアルバロ・オドリオソーラが自らドリブルで運びシュートを放った。ゴールこそならなかったが、その美しいパスワークはまさに圧巻。4万人以上のファンが詰めかけたスタジアムも大いに沸いた。
このプレーにABEMAで解説を務めた元日本代表DFの槙野智章氏が、「菅原さん、これ自分がヴェルディの選手だったらどうしますか?」と特別解説の菅原由勢に問いかける。現役日本代表DFは「ウルコ・ゴンサレス選手がいやらしい位置にいるので、(プレスに)出にくい思います」とコメント。ソシエダの絶妙なポジショニングについて称賛した。
これにはABEMA視聴者も、「何そのプレス回避」「ソシエダが蹂躙してるw」「これが世界なんだよな」「上手すぎて笑うしかない」「久保のパスえぐいって」と圧巻のポゼッションに脱帽するコメントが相次いだ。
試合はソシエダが見事に2-0で勝利。得意の右サイドで股抜きドリブルを披露するなど、随所に好プレーを披露した久保は、コンディション面を考慮して後半開始早々の48分でベンチに下がった。
(ABEMA/REAL SOCIEDAD JAPAN TOUR 2024)