【セリエA】ラツィオ 1-1 サッスオーロ(日本時間5月27日/スタディオ・オリンピコ)
日本代表の同僚である遠藤航を彷彿とさせる完璧なタックルだった。ラツィオのMF鎌田大地がセリエA最終節のサッスオーロ戦で、猛烈なプレッシングから相手にタックルを敢行してボール奪取。このプレーがきっかけとなりFKのチャンスを得ると、味方が直接ゴールを決める好プレーとなった。
ゴールレスで迎えた59分だった。敵陣左サイドで相手がスローインすると、ボールを受けたサッスオーロのMFペドロ・オビアングに対して鎌田が猛烈なプレスを仕掛ける。身体を勢いよくぶつけて見事にボール奪取に成功すると、これを拾ったDFルカ・ペレグリーニが中央へ持ち運びファウルを受ける。このFKをMFマッティア・ザッカーニが直接ゴール左隅にワンバウンドで突き刺し先制ゴールに繋がった。
鎌田はこの試合で30分、絶妙な飛び出しでゴール前に抜け出すと左サイドからのグラウンダーのクロスに見事に合わせて相手ゴールにも襲いかかった。フル出場した日本代表MFは、サッカーサイト『FotMob』によると、タッチ数87回、パス成功率89%と積極的にチームのポゼッションに関わったことが数値からも分かる。攻守においてまずまずの働きを見せた。
試合は1-1のドローで終了。フランクフルトからラツィオに移籍した最初のシーズンで鎌田は、29試合に出場し2ゴール・2アシストという成績で幕を閉じた。なお、ラツィオはセリエA7位が確定し、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得している。
(ABEMA de DAZN/セリエA)