【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-2 横浜F・マリノス(6月1日/国立競技場)
Jリーグを席巻している鹿島アントラーズの超攻撃的SB・濃野公人が、またもスタジアムの度肝を抜く一撃を放った。横浜F・マリノス戦で今季5ゴール目を挙げたDFに、ゲスト解説を務めた三竿健斗も「素晴らしいゴール」と賛辞を送った。
【映像】濃野公人が爆速スプリントからゴラッソを叩き込んだ瞬間
注目のシーンは1-1の同点で迎えた75分だった。FW鈴木優磨の巧みなパスから敵陣中央でフリーになったMF知念慶が、そのままドリブルで突破していくと、濃野が右の大外から猛スピードで攻め上がってくる。さらにMF名古新太郎のデコイランも奏功し、右サイドに広大なスペースができたところで、知念からのパスが届けられた。
ボールを受けた濃野は、軽くワントラップしてシュート体勢に入ると、そのまま右足を振り抜く。カバーに入ったDF永戸勝也にディフレクトすると、これがGKの逆を突く形となってゴールネットを揺らした。
この試合でゲスト解説を務めた元鹿島MFで、現在はベルギーのルーヴェンに所属する三竿は、「ファーストタッチからシュートまで速かったですね」とシュート技術の高さを称賛。さらに「後半30分、強度が高い、昼の試合。この時間帯であそこにスプリントできるのはすごい。きついとは思うが行って、ゴールを決めて素晴らしい」と、濃野の無尽蔵のスタミナについても称えている。
大卒ルーキーの右SBながら今季5ゴールを挙げた濃野の活躍ぶりにはSNS上も大盛り上がり。「海外行かないでー」「ほんとにすごいて」「もう日本一のSB!」「濃野得点王いけるで」「濃野エグい....サイドバックの選手じゃないよ....」「本当にサイドバックか?」「ストライカーより点とっとるぞ」など、絶賛のコメントが続出している。
最終的に横浜FMを3-2で下した鹿島は、勝点を35ポイントまで伸ばす。今節で敗れた首位・FC町田ゼルビアと勝点で並び、17節終了現在で明治安田J1リーグで2位となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)