【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-2 横浜F・マリノス(6月1日/国立競技場)
和製ベンゼマが本領発揮だ。横浜F・マリノス戦で鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が一撃で仕留めたゴールシーンについて、解説の林陵平氏が「さすが鈴木優磨ですね。これは簡単じゃない」とシュートを絶賛。さらに「彼は日本のベンゼマ」と世界的ストライカーの名前を出して賛辞を送っている。
注目のシーンは鹿島が1点を追いかける57分だった。相手陣内でパスを繋ぐと、MF佐野海舟がスイッチを入れる強い縦パスを配球。DF濃野公人がフリックして右サイドに預けると、攻め上がったMF名古新太郎が右足で低いクロスを入れた。
ボックス内に鹿島の5選手が入り込むと、ボールは一番大外で構えていた鈴木の下へ。左足ダイレクトでシュートを放つと、これがゴールネットを揺らし、待望の同点ゴールとなった。
実況の下田恒幸氏が「やっぱり鹿島のエースは鈴木優磨!」と絶叫すると、鈴木も「どうだ!」と言わんばかりに背番号を指さしてアピール。仲間たちから熱い抱擁を受けた後も、サポーターに向かって何度もガッツポーズするなど感情を爆発させた。
この試合で解説を務めた林陵平氏は、「作りの部分から大外で待っていた。ボールがこぼれてきますからね。簡単じゃないですよこれ」と、鈴木のポジショニング、シュート技術の高さを称えている。
さらに林氏は「鈴木優磨って日本のベンゼマじゃないですか。ベンゼマと被る。9番(ストライカー)と10番(司令塔)ができて、いわば9.5番の選手」と評価すると、元鹿島MFでゲスト解説の三竿健斗は「まさに。彼も意識している選手」と鈴木がベンゼマを意識していることを紹介。林氏の見立て通り、鈴木もベンゼマを意識したプレーを心がけているようだ。
この会話もあってSNS上では「うぉー日本のベンゼマ!!!w」「カリム・優磨・ベンゼマ」「優磨こそ和製ベンゼマか」と盛り上がりを見せ、「日本のベンゼマ」がXトレンド入りするほどになった。
そんな鈴木の活躍もあり鹿島は3-2で勝利。4連勝で首位に立つFC町田ゼルビアに勝点35で並び、17節を終えて2位となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)