【WRC】第6戦 ラリー・イタリア・サルディニア（5月30日～6月2日）
世界ラリー選手権（WRC）第6戦の最終日、トヨタのエルフィン・エバンスが過酷な下り坂をものすごい勢いで駆け降りたシーンが話題を呼んだ。
最終日デイ3の最終ステージは、SS（スペシャル・ステージ）16「サッサリ」。林道区間を抜けて海の広がるフィニッシュラインへ向かうコースで、細かい砂が路面上に広がっているためグリップ確保が難しく、激しい砂ぼこりを巻き上げて走らなければならない。
この時点でドライバーズランキング2位につけていたエバンスは、今季トヨタのエースとしてフル参戦中。デイ2終了時点で総合4位と決して好調ではなかったものの、SS16はトップ5のタイムを記録するとボーナスポイントが加算される「パワーステージ」。ポイントを稼ぐためにも奮起した。
ステージ終盤の急降下するダウンヒルエリアでもまったく恐れを見せることなく、猛スピードのまま颯爽と駆け降りてゆく。この砂けむりをあげながら坂下へ向かっていくGRヤリス ラリー1ハイブリッドの勇姿を見た実況の田畑祐一アナウンサーやゲストの富田鈴花（日向坂46）からは、思わず「うわぁぁぁ～～ッ！」と悲鳴のような声が漏れた。
また視聴者からも、「跳ねる車、ピンボールみたい」「うわっw」「落ちてるじゃん」「富士山の須走ルート並」「キャーキャー言ってる暇なくてジェットコースターより静かでいい」など驚きと称賛の混じった多数のコメントが寄せられた。
「ラリー・イタリア・サルディニア」を終えて、最終的にポイントランキングトップのヌービルとのポイント差を6ポイント縮めることに成功したエバンス。次戦は、同じくヨーロッパで開催される「ラリー・ポーランド」ということで、さらなる巻き返しに期待が高まる！
（ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』／(C)WRC）
