ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉が、石川県を元気付ける「気持ち」を込めた一撃を披露した。ワールドクラスのスーパープレーに、能登半島地震で被災した子供たちも笑顔を見せる一幕があった。
【映像】板倉滉、石川への気持ちを乗せたワールドクラスの一撃!
6月2日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉の社会貢献プロジェクト『Ko creation project』を特集。石川県能登半島の復興支援イベント開催の話題が繰り広げられた。
サプライズゲストとして、アーセナルの日本代表MF冨安健洋とボルシアMGで同僚の福田師王も参加したこのイベントでは、集まった170名の小学生たちとミニゲームを実施。板倉も小学生相手に全力プレーで会場を沸かせた。
午後の部では被災した輪島中学校の子どもたちと、チーム板倉のガチ試合がスタート。後半から輪島中サッカー部の一員としてプレーした板倉は、左サイドからカットインして右足でシュート。強烈な弾道の一撃は、大きな弧を描いてゴールネットに突き刺さった。このゴールに子供たちも笑顔。会場からは大きな拍手が鳴らされた。
試合後、板倉は「震災があったあの時からこういうイベントを開催したいと思っていた。この素晴らしいスタジアム、この規模感でイベントができたことを非常に嬉しく思います」とチャリティーイベントを振り返る。
さらに「イベントを開いた立場ですが、毎回子供たちからパワーをもらう。中学校のサッカー部の子たちは、普段ちゃんとしたグラウンドで練習できていない。この大きなピッチでサッカーをすることが久しぶりと聞いて、本当に来て良かったなと思うし、力にもなっています」と子供たちとの交流が新たなパワーを生み出したようだ。
また試合中に決めたミドルシュートについても「あれはもう技術じゃない。気持ちです。あんなシュートは実際の試合で決めたことはない。石川県に対する気持ちがあのシュートに乗ったと思います」とコメント。石川への思いを込めた一発だったと振り返った。
(ABEMAスポーツタイム)