【北中米ワールドカップ・アジア2次予選】ミャンマー代表 0-5 日本代表(日本時間6月6日/トゥウンナ・スタジアム)
日本代表のFW小川航基が、4年半ぶりとなる代表戦ゴールを決めた。MF相馬勇紀のピンポイントクロスに抜群のタイミングで抜け出した小川がヘディングでネットを揺らすと、ファンも「おめでとう!」「4年半ぶりのゴールきた!」「ヘッドうまいなー」と大喜びとなった。
日本代表は北中米ワールドカップ・アジア2次予選の第5戦でミャンマー代表と敵地で対戦した。すでに最終予選進出を決めている森保ジャパンは、3バックでスタートするなど、様々なオプションを試す一戦となった。
ポジション争いが熾烈な1トップには、所属するNECでの活躍が見込まれ3月シリーズで4年3か月ぶりとなる日本代表復帰を果たしていた小川が起用された。前半こそチャンスが少なく苦しんだが、後半に待望の瞬間が訪れる。
75分、右サイドの相馬がカットインしながら左足で入れたインスイングのクロスボールに小川が反応。絶妙なタイミングで裏に抜け出してフリーの状況を作り出すと、最後は頭でボールを押し込んだ。試合後に本人が「(相馬)勇紀くんとはずっと前からコンビを組んでいたんで、ああいうクロスが上がってくると分かっていた。プルアウェイでDFを外して、自分の特長が出たゴールかなと思います」と語った通り、十八番の形だったと言える。
小川にとっては2019年東アジアE-1選手権の香港戦以来、実に4年半ぶりとなる代表戦ゴール。ファンも待ち望んだ一発にSNS上では、「小川おめでとう」「4年半ぶりのゴールきた!」「小川よかったな~」「ようやく小川航基に良いボールがきたね」「完璧なクロスに完璧な抜け出しやったな」「さすがヘッド上手い」「相馬→小川のホットラインができたら嬉しい」「ポストプレーヤーとしても優秀だが、何と言ってもワンタッチゴーラーだよな。J2で得点王を取った時も大半がワンタッチゴール」など祝福の声が上がった。
このゴールで勢いに乗った小川は83分にもネットを揺らし、これで代表通算5ゴール目をマーク。さらに後半アディショナルタイムにはMF中村敬斗のゴールをお膳立てするなど2ゴール・1アシストの活躍を見せ、5-0の大勝に貢献した。
小川は上田綺世、浅野拓磨、古橋亨梧、細谷真大などとのCF争いに挑戦状を叩きつけた格好だ。なお、日本代表は6月11日にはエディオンピースウイング広島でシリア代表と対戦する。