早産児の救命を 「人工子宮」研究に期待の声、一方で生命倫理の問題も 「“重症の新生児にもっと良い治療はないか?”という医療現場の願いから始まった研究だ」 ABEMA Prime安部敏樹 2024/06/10 19:50 拡大する 妊娠・出産が「人工子宮」で可能になる――。そんな未来が描かれたのは、ドイツの科学コミュニケーターが2022年に公開した空想世界の映像だ。「世界初の人工子宮施設『エクトライフ』」の中では早産や帝王切開がなくなり、人口減少に直面する日本や韓国の役に立つと語られている。【映像】“人工子宮”の中で動くヒツジの胎児 人工子宮の研究は、すでに世界各地で進んでいる。2017年にはアメリカで、ビニールのような袋の人工子宮で育ったヒツジを4週間育成することに成功した。他にも、日本やオーストラリア、スペインで行われていて、ヒトでの臨床実験に向けて研究が進んでいるという。 続きを読む