ポルトガルの強豪・スポルティングに所属する日本代表MF守田英正が、日本代表の課題を指摘した。不動のボランチとして活躍する守田は「感情」をキーポイントに挙げている。
6月9日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、日本代表MFの守田英正の独占取材の様子を放送。活躍の裏側と日本代表の想いに迫った。
今季のポルトガルリーグで優勝したスポルティングの中心メンバーとして活躍する守田は、リーグ戦29試合に出場し守備的ミッドフィルダーながら2ゴール4アシストを記録するなど貢献した。日本代表でも不動のポジションを築いている29歳が、『ABEMAスポーツタイム』の独占インタビューに応じ、改めて日本代表の課題を口にした。
守田は日本人選手の特徴として「真面目にトレーニングする。言うことをきく、不貞腐れない」と人間性の部分を挙げた。一方で「絶対に勝ち切ろうという情熱。もっと感情を表に出していかないといけない」と、感情の表現力が足りないと感じているようだ。
「日本代表として戦うためには、誇り、責任、プライドを持っていないといけない。代表のユニフォームを着てプレーすることは簡単ではないし、もちろんプレッシャーもありますが、それは言い訳にできない」と代表への思いを熱く語る守田。「本当に多くのサポーターたちが応援してくれているので、1つでも多く勝ちたい。そのためにもっと感情を出していかないと」と、人々の想いに応えるためにも感情を出してプレーすることが大事だと語った。
さらに守田は31歳で迎える次回のワールドカップについてもコメント。すでに2次予選は突破している状況だが、「まだまだ長い最終予選がある。前回大会も危ないシチュエーションが多かったですし、確実にアジアを勝ち抜かないといけない」と気を引き締めた。
その上で本大会については改めて『世界一』を目標に掲げる。
「長い歴史を見てもベスト8の壁を越えられない。僕たちの目標は世界一。改めて設定し直して、ヨーロッパでたくさんの選手がプレーしているし、高いレベルに普段から触れている」
「日本代表の誇りや責任、僕たちがプレーするのを見て、次の世代や子供たちが日本代表に憧れを持って、日本代表になりたい、サッカー選手になりたいという人が増える。強い日本を見せられるようにワールドカップでも頑張りたい」
日本代表のさらなる進化のためにあえて厳しい言葉を口にする守田。サムライブルーを支える中盤のオーガナイザーに今後も注目だ。
(ABEMAスポーツタイム)