【写真・画像】ノンフィクションライターの母が陰謀論に…突然届いた戦慄のLINEとは?  1枚目
【映像】突然届いた戦慄のLINEとは?

 6月2日、ノンフィクションライターの石戸諭氏の元に母親からあるLINEが届いた。

【映像】突然届いた戦慄のLINEとは?

 そのLINEにはコロナワクチンに関する“不確かな”情報のXの画像(スクリーンショット)が貼られており、「新型コロナワクチンはかなり危険だと書いてあるが、この情報は知っているか」と確認してきたという。だが案の定、アカウントのポストを辿ると「闇の支配勢力に日本も支配されている」という陰謀論ばかりが出てきたという。

 息子はノンフィクションライター、であるにもかかわらず、石戸氏の母親はなぜ陰謀論者のポストを送ってしまったのか?

 石戸氏は「もっと学術的に新型コロナワクチンの後遺症を検証するという話ならばともかく、何を書いていても闇の支配勢力云々が出てきた時点で確実に陰謀論だと言える。フォローしていなくても記事や情報がレコメンドなどで表示されることがあるし、周囲の人々から送られてくることもある。そのツイートを見て動揺し、不安になったのだろう。この手の陰謀論にハマってしまう人は特殊ではなく、どこにでもいる。要注意なのは、人間は誰しも見たい現実を見てしまうし、『もしかしてこうなのでは』と深読みしてしまう傾向がある点だ。そして動揺してしまった時にネットで調べたら、それを補強する情報がたくさん出てきて『やっぱりそうなんだ』と強く信じてしまう。僕に送ってきたのはまだよかったと思う。こうした小さな動揺が陰謀論に足を踏み入れる最初の一歩になる」と説明する。

 陰謀論にハマらないために、中高年のSNS初心者が注意する点はどこにあるのだろうか。

 石戸氏は「自分が動揺していることを早期に自分で認めることが重要だ。安易に周りに相談すると周囲もその陰謀論を信じているケースもあるから難しいが、まずは『自分はこの情報に接して不安で動揺している』と認識し、その動揺から距離を置く。SNSから離れて冷却する時間を持つことも大事だ。僕は母親に『ワクチンは危険だと言っている人が他にどんな投稿をしているか調べた方がいい。もし“闇の支配勢力が…”などと言っていたら絶対に距離を置くべきだ』と伝えた」と述べた。

(『ABEMAヒルズ』より)

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