【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 0-0 ガンバ大阪(6月26日/県立カシマサッカースタジアム)
常勝軍団の10番が挨拶代わりの一撃でスタジアムを沸かせた。鹿島アントラーズのMF柴崎岳が途中出場でピッチに入ると、強烈なミドルシュートでゴールに迫った。これにはファンも「流れを引き戻したね」「惜しいシュート……」と期待を覗かせた。
注目のシーンはゴールレスで迎えた77分だった。攻める鹿島は敵陣左サイドで相手ボールを柴崎がヘディングで奪いFW鈴木優磨に繋げると、鈴木は左サイドに張っていたMF藤井智也へ預ける。これを受けた藤井は、相手との間合いを見ながらチャンスを伺うと、一瞬の隙をついて縦に突破を仕掛け左足でクロスを試みた。
これは相手にスライディングで阻止されてしまったが、こぼれ球がボックス左角付近に位置していた柴崎の元へ。柴崎はバウンドするボールをアウト回転を描けるように右足でダイレクトシュートを放ったが、このシュートは惜しくもゴール右へとそれた。
このシュートにスタジアムのサポーターからは歓声が沸き、柴崎は表情を変えずに手を叩くと、すぐさまポジションにつくクールな一面を覗かせた。
これにはファンも「イケメンだなー」「流れを引き戻したね」「岳惜しいシュート……」「岳の今のシュート決まってたらワタシ嬉しくて発狂してたとおもう」「柴崎岳こういうときに決めがちだからマジで引き締めてくれ…」と柴崎のシュートに期待を覗かせる声が散見された。
柴崎は2023年9月に6年半ぶりに鹿島に復帰していたが、昨季は10月21日のヴィッセル神戸戦で負傷してしまい、そのままシーズンを終了。今季は5月25日のアウェイ札幌戦で初出場を果たし、この試合が5試合目の出場となった。
試合は両チームともにゴールを奪うことができず、上位対決は0-0の引き分けで終了した。2016年にはクラブW杯で鹿島を準優勝へ導くなど、数々のタイトルを鹿島にもたらした柴崎。今季こそはタイトルを獲得し常勝軍団の復活なるか、今シーズンの柴崎に注目だ。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)