正確無比なキックでチャンスを作り出す、なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の司令塔・長谷川唯。
惚れ惚れするようなキックはどのようにして身についたのか。幼少期の練習を紹介した。
ABEMAで配信された『なでしこJAPAN・長谷川唯にイギリスで独占密着!』では、ABEMAの西澤由夏アナウンサーがイギリス・マンチェスターに渡り、マンチェスター・シティで活躍する長谷川唯を独占取材する様子が映し出された。
世界最高峰イングランド女子リーグのマンチェスター・シティで中盤の要として活躍する長谷川。チームは最終節まで優勝を争い、惜しくも得失点差で2位に終わったが、自身は年間ベストイレブンに選出されるなど、充実したシーズンを過ごした。
そんな長谷川の武器の1つが、正確なキックだ。一撃必殺のスルーパスだけでなく、リズムを作るショートパスや、局面を変えるロングパスが右足から正確に繰り出される。西澤アナがそんな長谷川のキック精度に迫り、正確無比なパスを通せる技術を身につけた理由を聞くと幼少期に取り組んできた練習方法を明かした。
小学生時代の長谷川は、まだまだボールを蹴る力が備わっていなかったようで、ボールを浮かせることができなかったという。それでも夜に毎日公園で練習していた。さらに、当時のコーチから「パワーはそのうちついてくるから、ちゃんと蹴ることができればボールも浮くようになる」との助言を受けて「ボールに対してどう足を入れるかとか、ボールの回転を意識していました」とメカニックの部分を追求した。
そうした幼少期の練習を経て「飛距離も出るようになり、あの練習のおかげで今がある」と語る。「やっぱり練習あるのみで、ただ練習するよりも意識をする。どういうボールを蹴りたいかを意識して練習することが大事」と、意識の高い練習こそが上達の近道だと説いた。(ABEMA/サッカー日本代表)