6月25日・26日の両日に行われた埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ戦で、躍動感あふれる好投とパフォーマンスを披露した西武のヤンに注目が集まっている。
6月25日(ベルーナドーム)の一戦では、1-0で1点リードの6回表・1死二塁の場面から先発・渡邉勇太朗の後を受ける形で2番手として登板。するといきなり4番・マルティネスに死球を与えて1死一、二塁としてしまい、さらには続く5番・田宮裕涼の打席で暴投。1死一、三塁とピンチを広げる形に。結局、田宮も四球で歩かせて1死満塁と絶体絶命のピンチとなってしまったが、これに動じることなく持ち前の思い切ったピッチングを見せ、6番・レイエスをセカンドゴロの併殺に。その喜びからか、何度も飛び跳ねながらのガッツポーズと雄叫びを披露。本拠地ファンを大いに喜ばせることとなった。
そして翌6月26日(埼玉県営大宮公園野球場)の試合では、2-2の同点で迎えた8回表・2死二塁の場面で、先発の武内夏暉に代わり、マウンドへ。当たっている5番・田宮裕涼に対し、スライダーとストレートで上手くファウルを打たせて追い込むと、カウント0-2からの5球目、ややボール気味に投じられた外角高めのストレートで空振り三振に。するとヤンは大きく開脚しながらマウンド上でジャンプした後で、激しくグラウンドを叩いて喜びを表現した。その持ち前のキャラクターとピッチングを遺憾なく発揮する形での活躍となった。
こうしたヤンの好投とド派手なパフォーマンスについて野球解説者の五十嵐亮太氏は、6月28日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、VTRを眺めながら「めっちゃいい!いいっすね!新しい!出てきた!」と笑顔で絶賛しつつも、その派手なパフォーマンスゆえに「ちょっと(利き腕の)左手叩きすぎだな。怪我しないか心配。テンション高すぎて。怪我さえしなければOKですね。地面叩くのは左(手)なのにハイタッチは右(手)っていうね」と、ツッコミを入れる形でコメント。
またネット上の野球ファンからは「いまの西武でこんなに感情爆発されてくれる助っ人とか貴重だな」「こんな感じだけど練習一番乗りで来たりしてて好感持てる、あとめっちゃムキムキ」「西武はヤンを筆頭に、徐々に徐々にだけど良い雰囲気が戻ってきてるな」「こんなに勝てないチームでも言葉の壁を感じさせないヤンを見てると楽しくなるよ。ヤンが荒れててもなんか楽しいんよ」「ヤンちゃん見てると元気がもらえます」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)