【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸3-1鹿島アントラーズ(6月30日/ノエビアスタジアム神戸)
【映像】走りながらロングパスを神トラップ→逆足ゴールを決めた瞬間
ピンポイントロングパスを完璧にコントロールしてみせた。ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀がMF扇原貴宏からのロングパスを見事なトラップで収めてゴールを奪った。これにはファンも「ナイスロングパス!!」「裏への飛び出しがうまいのよー」とゴールとアシストをした両者へ絶賛の嵐となった。
リーグ戦で2試合勝利から遠ざかっている神戸は、ホームにリーグ2位の鹿島アントラーズを迎えた。
注目のシーンは、0-1と神戸が追いかける展開で迎えた17分だった。攻撃を組み立てる神戸は、自陣中央でボールを受けたMF扇原が前線の広大なスペースへとロングパスを送り込む。
早く正確なこのピンポイントパスにFW武藤嘉紀が反応すると、トップスピードに乗った状態にもかかわらず、完璧すぎる胸トラップでボールをコントロールした。
このトラップで一気に相手DFの進路へとカットインすると、その勢いで相手を置き去りに。最後はGKとの1対1を、利き足ではない左足で冷静にゴール右サイドネットへと流し込んだ。
裏への一瞬の抜け出し、完璧なトラップ、持ち運びからシュートまで、FWに必要な技術を全て盛り込んだパーフェクトゴールにホーム、ノエビアスタジアム神戸は大熱狂となった。
このゴールにファンからは「レベチ」「裏への飛び出しがうまいのよー」「武藤上手かったな」「今のはパスが凄いのと武藤のワントラップ目でゴール向いたのが大きかったね」「冷静に決めたなw」「ナイス抜け出し&よく落ち着いて決めた」「トラップひとつでDFを置き去り!」「トラップすげえな」と武藤に対する賞賛の声がSNSで相次いだ。
武藤はこのゴールで今シーズン7ゴールを記録。これまでJリーグベストイレブンに2度選出され、日本代表でも29試合に出場し3ゴールを記録しているその実力を証明するかのような武藤の武器が詰まったゴールだった。
試合は38分に神戸のDFマテウス・トゥーレルがCKのこぼれ球を押し込み3-1で上位対決を制した。この結果、神戸は勝ち点37でリーグ4位に。昨季の王者がリーグ後半戦に向けて巻き返しなるか、元日本代表FW大迫勇也と武藤嘉紀を要するタレント軍団神戸から今後も目が離せない。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)