「被害者に対して行った暴行は残忍かつ残酷で、量刑は重いものとなるべきだ」(シンガポールの裁判官)
シンガポールで7月1日に行われた日本人の元美容師の男に対する裁判。男は地元の女子大学生に対して性的暴行を加えた罪などに問われており、裁判所は禁錮刑に加え、日本人に対して初となる刑も言い渡した。
「被告を禁固17年6カ月と、むち打ち20回の刑に処する」(シンガポールの裁判官)
なぜ「むち打ち20回」が宣告されたのか? 被告人の男の弁護人に話を聞いた。
「シンガポールの場合、強姦については基本的にむち打ち刑が適用されることが一般的だ。ほぼ検察の主張が認められる内容になっていて、むち打ち刑20回というところも非常に重い内容になっていると思う」(Focus Law Asia LLC シンガポール法弁護士 三好健洋氏)
三好氏によると、裁判では「むち打ちの回数」も争点となったという。
「本人(被告)は向こうが嫌がっていたと認識しておらず、合意があったという認識だった。弁護側としては8回のむち打ちを求めたが、無理に行為を行っており悪質だというのが裁判所の判断だった」
刑が確定すれば、毎日をおびえながら過ごすことになるという。
「いつ執行されるか知らされないので、いつ来るんだ、いつ来るんだとおびえながら過ごし、最終的に突然『むち打ちを執行します』と声がかけられて、刑務所内で執行される」(三好氏)
現地の日本大使館もこう注意を呼び掛けている。
「むち打ち刑は肉が裂けて激痛が走り、夜も眠れなくなると言われている。むち打ち刑に処せられるような行為は慎しみましょう」(在シンガポール日本大使館)
弁護側は今後、被告人と話し合って上訴するか決めることにしている。
※これはテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送した内容をABEMA TIMES編集部で記事化したものです。
本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。