7月13日、日本武道館で開催されるプロレスリング・ノア『ABEMA presents DESTINATION 2024』。メインのGHCヘビー級選手権試合では第45代王者で2度目の防衛戦となる清宮海斗が、海外武者修行から電撃帰国したYOICHIを迎え撃つ。さらにもう一つの注目カードが、AJスタイルズと丸藤正道のシングル対決だ。ファン注目の7・13に向けてWWEのカール・アンダーソンとルーク・ギャローズがインタビューに応じ、AJと丸藤の一戦に向けて展望を語った。
現在、AJと結成したユニット“THE O.C.”のメンバーでもある2人。日本マットとの縁も深く「俺はIWGPタッグとGHCタッグ王座を同時に戴冠した史上初の男なんだ」と胸を張るアンダーソン。シングルで対戦経験のある丸藤について 「丸藤さんのこともよく知っている。彼はレジェンド、レスラーとして素晴らしいしテクニックもすごい」と最大限のリスペクトを込めて語ったが「だがな、AJスタイルズは世界一のレスラーだ。AJがナンバーワンだ。今のAJを見るのは本当にワクワクするよ」とユニットメンバーであるAJの凄さを力説する。そのうえで「WWEで世界中に知られるスターになったAJとNOAHのスター丸藤が日本で試合をするんだぜ。歴史的瞬間だろ」と興奮気味に続けた。
同じく丸藤と2012年に対決したギャローズは、日米プロレス界のビジネスの側面からも画期的な出来事だと語る。
「トリプルHのビジョンと新しいWWEには感謝しなきゃな。数年前だったらこの試合は絶対に行われなかった。両団体のアイコンがNOAHのリングで試合をする。誰も聞いたことがないし、ありえない。歩み寄った両団体に敬意を払いたい」とビックマッチを実現させた日米プロレス団体のパートナーシップを称えた。
「本当に日本が恋しい」(ギャローズ)「日本に戻りたい、いつも思っている」(アンダーソン)と今でも日本での思い出が懐かしいと語る2人は、今でもNYで日本食レストランや寿司屋に足繁く通っているという裏話も披露。「日本は俺たちのキャリアを広げてくれた(ギャローズ)」「日本で嫌な思い出なんて1つもない(アンダーソン)」と日本のプロレスとファンへの愛を熱く語った。
ギャローズが「アメリカのファン、そして日本のファンにとってもドリームマッチだ」と語る「AJ vs 丸藤」の禁断の対決を受け「2人とも日本でまたやりたいですか?」と投げかけると「もちろん日本にも戻りたい」と即答。「丸藤を奇襲するかもしれないぜ? もう何が起こるか分からない」と不吉な予告を残しつつ「俺達が新しいGHCタッグ王者になろうか?」とNOAHサイドへのアピールも忘れなかった。