7月13日、日本武道館で開催されるプロレスリング・ノア『ABEMA presents DESTINATION 2024』。AJスタイルズ vs 丸藤正道の禁断の対決が発表され日米両マット界に衝撃を与えているが、かつて日本マットでも活躍し、現在のWWE世界統一王者「トップ・オブ・トップ」に君臨するコーディ・ローデスが、この注目の対戦についてインタビューに応じた。
先日、”ブラッドライン”の新メンバーであるジェイコブ・ファトゥの襲撃、狂気のテーブルクラッシュで傷を負ったコーディだが、怪我について訊かれると「肋骨2本を骨折したけれど、微小骨折だ。大した事ない、よくあることだ」と気丈に口を開いた。
早速「AJ vs 丸藤」戦について尋ねると「AJスタイルズは現代における“処刑の達人”だ。AJは常に新しいことをやってきた、ルールに縛られず業界に革命を起こした1人だった。こんなことが起こるのは稀だがAJは年を重ねる度に完璧になっていったんだ」と王者の口から、ライバルの一人であるAJに意外すぎる絶賛のコメントが飛び出す。
続いて丸藤については「丸藤は現代のプロレスとスポーツエンターテインメントにおいて非常に重要な存在だと思う。丸藤がよくやっている時間差ロープワークを俺達は”マルフジ”って呼んでいる。”マルフジ・フォーアーム”だ。俺も試合でよくやっている」と、世界のプロレス界において丸藤が生み出したムーブが共通言語であることを熱弁。さらに「いつか戦ってみたいね」とも語った。
7月の日本大会にも参戦が決定しているコーディだが、インタビューで日本のことについて質問されると「日本での出来事で大きかったことは”アメリカン・ナイトメア”という名前が生まれたこと」と今では広く定着したニックネームが意外にも日本で誕生したことを明かした。
今年の「レッスルマニア」で念願のWWE統一王座を戴冠したコーディ。一足早くNOAHマットで繰り広げられるAJスタイルズの日本凱旋に続き、コーディにとってもキャリアの再出発の地ともいえる日本大会の意味は大きいだろう。「日本のファンはみんなとても温かい。特に外から来た俺達からすると余計に感じる。みんなの前で試合をするのが待ちきれないよ」と王者としての凱旋を心待ちにしている様子だった。