【UEFA EURO 2024】ポルトガル代表 0-0(PK3-5) フランス代表(日本時間7月6日/フォルクスパルクシュタディオン・ハンブルク)
まさかの形で大舞台を去ることになった。ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが、フランス代表と戦ったUEFA EURO 2024準々決勝で無得点。チームもPK戦の末に敗れ、メジャートーナメントで自身初のノーゴールに終わった。
今大会はEURO最年長ゴールが期待された39歳のC・ロナウド。初戦からスタメン出場を続け、悪くないパフォーマンスを見せていたが、ゴールネットを揺らすには至らない。スロベニア代表とのラウンド16では延長戦でPKを失敗し、人目も憚らず涙するシーンが話題となった。
迎えたフランス代表との準々決勝でも積極果敢にゴールを狙ったが結実せず。延長93分にはFWフランシスコ・コンセイセオンのクロスに対して、見事な動き出しで敵DFを外してフィニッシュしたが、右足のシュートはボールとのタイミングが合わず大きくゴールの枠を外れた。
最終的にC・ロナウドは、準々決勝までの5試合で大会最多の23本のシュートを放ったもののノーゴール。内訳は枠内9本、枠外8本、ブロック6本となった。ラウンド16と準々決勝のPK戦ではきっちり決めているが、公式記録でゴールとしては残らない。
2003年8月のカザフスタン戦で代表デビューしたC・ロナウドは、今大会を終えていずれもポルトガル歴代最多の212試合・130ゴール。メジャートーナメントでは以下のような結果を残してきた。
EURO 2004:6試合・2ゴール・2アシスト
2006年W杯:6試合・1ゴール・0アシスト
EURO 2008:3試合・1ゴール・3アシスト
2010年W杯:4試合・1ゴール・1アシスト
EURO 2012:5試合・3ゴール・0アシスト
2014年W杯:3試合・1ゴール・1アシスト
EURO 2016:7試合・3ゴール・3アシスト
2018年W杯:4試合・4ゴール・0アシスト
EURO 2020:4試合・5ゴール・1アシスト
2022年W杯:5試合・1ゴール・0アシスト
EURO 2024:5試合・0ゴール・1アシスト
C・ロナウドはラウンド16終了後に「もちろん、これが最後のEUROになる」と語っていたが、現時点で代表引退については明言していない。2026年ワールドカップを迎える頃には41歳になっているが、はたして代表キャリアは継続するのか。稀代のスーパースターの動向が注目される。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)