【写真・画像】物議を醸す誤審…「ハンドはOKになったの?」「なぜ無視?」高く上げた手にボールが直撃→イングランド代表が猛抗議した一部始終「これを取らないなら…」 1枚目
【映像】ハンドだろ! イングランド猛抗議だった誤審の瞬間

UEFA EURO 2024】イングランド代表 1-1(PK5-3) スイス代表(日本時間7月7日/デュッセルドルフ・アレーナ)

 UEFA EURO 2024で準決勝進出を果たしたイングランド代表。現地メディアは相変わらず内容に対しては厳しい指摘しているが、結果が出ていることで温度感がやや変わってきている。

【映像】ハンドだろ! イングランド猛抗議だった誤審の瞬間

 準々決勝でスイス代表と対戦したイングランド代表は、75分に先制を許す苦しい展開に。それでも80分にFWブカヨ・サカが起死回生の一発をネットに突き刺して同点にすると、延長でも決着がつかずもつれ込んだPK戦を5-3で制してベスト4へと勝ち上がった。

 ただ、現地メディアは内容を不安視している。実際、サカ、ハリー・ケイン、ジュード・ベリンガム、フィル・フォーデンなど豪華タレントを擁しながら攻撃は相変わらず連携が機能不全で、同点ゴールもサカが個人技でこじ開けたにすぎなかった。それでも各メディアは結果を評価し、今大会ここまでの批判的な論調がやや変わってきている。

 衛星放送『Sky Sports』は、ガレス・サウスゲート監督に対し「勝利の輝きの中で、指揮官はこのパフォーマンスを、今大会ここまでのイングランド最高のものだったと語るだろう」と切り出しつつ、「しかし、残り15分で1点ビハインドを背負った時点では、彼のチームはまだシュートを放つことさえできなかった」と、内容に対して痛烈な皮肉を残している。

 ただ、「では、サウスゲートは幸運だったのか、それとも称賛に値するのか?」と読者に問い「たぶん、どちらも真実だろう。 いずれにせよ、そんなことはどうでもいいことなのかもしれない」と、結果が全てとの立場を取った。

 また、現地メディア『The Athletic』も似た視点から分析。「悪いように見えて勝ち続けているチームは、本当に悪いのだろうか?」と、内容の悪さを認めつつも、それでも勝てるチームの勝負強さにフォーカスを置いた。

「イングランドはフランスのように、もしかしたらレアル・マドリードのように、どんな局面でも勝つ方法を見つけ出せるオーラを手に入れ始めているのかもしれない。あと2回、それを証明するだけだ。真剣に技術的な分析をする時間もあれば、楽しむ時間もある」

 さらに『Daily mail』紙も、内容的な不満を認めつつも、サウスゲート監督の実績と勝負強さ(メジャートーナメントでのベスト4進出が3回はイングランド指揮官で歴代最多)を評価。次のような持論を展開している。

「サウスゲートは選手起用に関して柔軟性がなく、戦術的には破綻している。イライラさせられるし、多くの評論家やファンは解任を要求している。しかし、勝利を掴んでいるのも事実だ。イングランドを最も多く準決勝に導いた監督を応援する時がきたのだ」

 批判を浴びながらも悲願のUEFA EURO初優勝に向けて勝ち進むイングランド代表。日本時間7月11日の準決勝ではオランダ代表と対戦する。

ABEMA/UEFA EURO 2024)
 

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