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【映像】本当に素人? うますぎる! 都知事選5位・安野貴博氏の妻・里奈さんの“応援演説”
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 15万4638票。

【映像】本当に素人? うますぎる! 都知事選5位・安野貴博氏の妻・里奈さんの“応援演説”

 地盤も看板もカバンもない安野貴博氏が東京都知事選で獲得した票数だ。「東大卒のAIエンジニア」「起業家」「デジタル民主主義」「話題になった妻の演説」…安野氏に聞きたいことは山ほどある。

 選挙の興奮冷めやらぬ中、『ABEMAヒルズ』のスタジオで本人に質問をぶつけた。

 立候補した理由について安野氏は「私は元々AI(人工知能)のエンジニアをしておりシステムに興味があったが、政治も社会システムの中にあってしかもアップデートできる余地が多いことに気がついた。改善するにあたって、都知事のポジションが最も向いており、東京のポテンシャルを活かすことは日本を伸ばすことにも繋がるため、挑戦したいと思った」と振り返った。

 テクノロジーの力で誰も取り残さない東京をつくる「デジタル民主主義」を掲げた安野氏。無所属で知名度もない中、全体の中の5位である15万4638票を獲得した結果については「もちろん都知事になることが第一目標だったので悔しいが、1カ月前まで政治の世界では完全に無名だった私がこれだけの票を得たということは今回やってきたことが一定評価され、伝わった部分がある」と述べた。

 安野氏の支持層について、JX通信社 代表取締役の米重克洋氏は「回答数が少なめではあるが、我々の調査では、『政治不信のカラーはあまり強くない、世帯年収が比較的高い方々』が支持している傾向が見られた。政治に虐げられているという感覚はあまりない一方で『行政・政治はもっと良くすることができる』と考えている方々が安野氏に共感したようだ」と分析した。

 都政×テクノロジーを掲げてきた安野氏。選挙戦ではどのような取り組みを行なったのか?

 「1つは『AIあんの』と呼ばれる私の代わりに何でも答えてくれるアバターだ。AIあんのは24時間質問に答えてくれるだけでなく、マニフェストを読み上げてくれたり、インターネットを使わない人でも電話で話すことができ、選挙期間中に7000もの応答を行なった。これはリアルな政治家にはできないことだ。この多くの有権者とコミュニケーションできる仕組みは他の候補者の方もどんどん使ってもらいたいため、ソースコードを無償公開していきたい」

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 「AIあんの」だけではない。安野氏は1万4000カ所もの選挙ポスター掲示にもマップのシステムを使って効率的にボランティアの方々に動いてもらうなど、選挙に新しい風を吹き込んだ。

 実は安野氏躍進の秘訣は「デジタル」だけではない。妻である安野里奈さんの演説も話題になったのだ。

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 安野里奈さんは「私は結婚して10年になるが、安野貴博から他人の悪口を聞いたことがない。これは政治家向きなのか? 私は最初訝しんでいた。しかし安野が立候補をし、チーム安野が組織され、ボランティアの方々が続々と集まってきた。これには新しいリーターシップを感じた。安野は他人を貶めることはしない。しかしシステムの欠陥は見抜く」と政治家顔負けの人を惹きつける口調で話し、安野氏の選挙戦をサポートしたのだ。

 里奈さんの“活躍”について安野氏は「街頭演説をする前に『前説』が必要だと2日くらい前に知り、急遽妻に依頼したのだが、あまりにうまくて驚いた。自分の前にあれだけ上手い演説をされると『この後何を話そうか』と少し困ったくらいだ」と苦笑した。

 安野氏は今後の展望について「もう一度都知事選に立候補する可能性もあるが、その前に、今回の私の選挙戦におけるシステムや独自の取り組みをオープンにして、いろんな選挙で使えるようにしたい」と決意を語った。
(『ABEMAヒルズ』より)

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