「尊敬する人は父から母に?」「恋愛離れはここまで来た」…30年で若者はガラリと変わった。
博報堂生活総合研究所が30年ぶりに19歳から22歳の未婚男女を対象に調査を行なったのだが、その“意外な結果”について山田進太郎D&I財団 COOの石倉秀明氏と考えた。
「尊敬する点が1番多い相手」はこの30年で母親は28.4%から43%に増加、対して父親は46.4%から33.8%に減少している。
この激変について石倉氏は「女性の社会進出の影響が大きい」と分析した。
「30年前は父親が仕事をして母親は専業主婦という家庭が多かった。対して、今は共働きの家庭も多く、母親が家計も支えつつ家事も多くやっているため、子どもからすると母親が『柱』に見えるのでは。家庭環境と働き方が変わったことによって生じた変化だ」
また、この30年で「デートする相手がいる」と回答した人が54.8%から32.7%に減少している。
この点について石倉氏は「デートをしなくても誰かとLINEしたり、SNSにコメントしたり、誰かと繋がることが容易になったことが要因だろう。もう一つは、この30年でデートすることが『めんどくさくなった』ことが大きい。30年前は待ち合わせをして、デートをして、次の約束をするだけでよかったが、今はその“前後”にもやることがある。つまり、デート以前に普段のSNSも“見られても問題ない状態”にしておくことに加え、デート後のSNSの投稿に気を遣わなければ『この投稿って私のこと?』などと相手を不安にさせてしまうことがあるのだ」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)
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