なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の司令塔として活躍するマンチェスター・シティMF長谷川唯が、パリ五輪で対戦する世界女王・スペイン代表との一戦に向けた意気込みを語った。世界ランク1位の強豪を相手に「自分たちの時間帯を作ること」をポイントに挙げた。
7月14日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、今月25日に開幕するパリ五輪に向けて、なでしこジャパンを特集した。なでしこジャパンは本大会でグループCに入り、女子FIFAランキング1位であり世界女王であるスペイン代表、同10位のブラジル代表、同36位のナイジェリア代表と対戦する。
ゲストで登場した元女子日本代表の岩渕真奈氏は、熾烈なグループステージを勝ち抜くためにカギとなる選手に長谷川を指名。「サッカーIQも高く、技術レベルが高い、相手の意表をつくことができる。なでしこの選手は彼女のプレーを理解してる・意表をついたスルーパスやドリブルなど見ていて楽しい選手」とその理由を挙げた。
そんな長谷川に、番組進行の西澤由夏アナが突撃インタビューを実施。イギリスに渡り、パリ五輪への思いを聞いた。
自身2度目となる五輪に向けて、長谷川が最も警戒する相手がスペイン代表だ。W杯のグループステージでは日本が4-0で勝利した。しかし長谷川は「正直にもう一回やって勝てるかと言われたら、自信持って勝てるとは言えない」と本音を明かす。
では、なぜこの試合は勝てたのか──。
「0点で抑えられているから頑張れたし、1回のチャンスで1点取れたから頑張れていた。あの試合で先に1点取られたらと考えたら、誰も太刀打ちできない試合だった。ラッキーだった感覚はある」
そんな警戒するスペイン代表に再び勝つために必要なことは「自分たちの時間を作ること」だという。
「W杯の時はずっと支配されていた。自分たちの時間帯を作ることが大事。相手の方が支配率的に上になることもあると思うので、W杯の時のようにチャンスを決め切る、0点で抑えること。自分たちが頑張れる原動力になるので、早めの失点は避けたい」
世界女王を相手になでしこジャパンはどんな戦いを見せてくれるのか。注目のパリ五輪は間もなく開幕する。
(ABEMAスポーツタイム)