2000年に施行された「成年後見制度」。高齢化が進む中で、不動産や預貯金の管理、遺産分割や相続手続き、介護や福祉サービスの利用契約、施設への入所・入院に関する契約などを本人一人で行うことが難しい場合に、後見人が支援する制度だ。本人の自覚がないまま不利益な契約を結んでしまうなど、悪質商法の被害から被後見人を守るなどの目的で、昨年度は約25万人の利用者がいるが、後見人をめぐるトラブルも多数起きている。『ABEMA Prime』では、数多く後見人を務めてきた南和行弁護士が、過去に同性の老カップルが後見人により離れ離れになった事例を紹介。さらに現状について「後見人ガチャみたいな問題も起こりがち」と述べた。