＜大相撲七月場所＞◇中日◇21日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
レスリング世界大会16連覇で“霊長類最強女子”の異名を持つ吉田沙保里が、いまだ衰えぬ世界レベルのスピードと変化を披露。相手をした芸人が“瞬殺”で床に叩きつけられ「死んじゃうw」などファンが騒然となるも「受け身が本当に巧い」と吉田からまさかの大絶賛を受ける一幕があった。
幕内の取組から大相撲の解説として登場した吉田沙保里は、レスリングのオリンピック3連覇の偉業を果たし、国民栄誉賞などを受賞した国民的なスターである。
大相撲七月場所中日でABEMA解説に登場した吉田は、全取組が終わると元横綱・若乃花の花田虎上氏に促されるように仮設された土俵の上へ。相撲芸人として人気のあかつと相対し、アクション解説に臨んだ。
実はこの日、幕内前半の取組を振り返り前頭十五枚目・千代翔馬（九重）が豪快な下手投げで前頭十一枚目・錦木（伊勢ノ海）を下し、3勝目を挙げた一番を注目取組に挙げ、すでにアクション（実演）解説であかつを豪快な下手投げでぶん投げていた吉田。
花田氏から最後に「引き技なんてどうですか？」と振られ、まさかの第2ラウンドに突入。それでも全盛期の動きを彷彿させる鋭い引き技を披露。前のめりにあかつが倒れ込むと「ドスン」「メリッ」と鈍い音が響いた。
花田氏は「いや～、凄い…いま、メリっていいましたよ」と吉田の動きに驚嘆。実況の舩山アナも「大丈夫ですか？（床に）穴開いてないですか？」と床を覗き込むと、吉田は「大丈夫ですか…？すみません」と真っ先にあかつに謝罪。その後「受けが巧いんだもん。本当に受けが巧い」と柔道経験があるあかつの見事な受け身を称賛した。
当初は「あかつ死んじゃうw」「マジ危険」など騒然となったファンも一転、「いい仕事した」「さすが相撲芸人」「面白かった」といった好意的な声を多数寄せていた。（ABEMA／大相撲チャンネル）
