＜大相撲七月場所＞◇十日目◇23日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
現役最重量252キロのベテラン巨漢力士を、約100キロ軽い22歳の若手力士が豪快に投げ飛ばした。迫力あふれる場面に客席からは大きな歓声が沸き、「すご！」「投げたー！」「これは気持ちいい」と視聴者も盛り上がった。
幕下五十三枚目・海真（田子ノ浦）が幕下四十七枚目・出羽ノ城（出羽海）を下手投げで下した一番。30歳のベテラン・出羽ノ城は現役最重量の252キロで知られる巨漢力士。一方、22歳の海真は159.4キロで、体重差100キロ近くにもおよぶ対決となった。
立ち合い勢いよく当たるも壁のような出羽ノ城に跳ね返された海真。果敢に突っ張って攻め、左下手を取って組むと寄っていくが、出羽ノ城はびくともしない。海真が掬い投げに出ると失敗に終わるも館内からはどよめきが沸き起こった。その後も海真は左四つに組んで攻めあぐねていたが、最後、力を振り絞って下手投げを見事に決め、出羽ノ城の巨体を豪快に転がした。迫力満点の決着に「わあー！」と大きな歓声が沸き起こった。海真は2勝目。出羽ノ城は負け越しとなる4敗目を喫した。
海真が会心の投げで約100キロ差を制すと、ABEMAの視聴者からは「うわああああ」「すご！」「巨漢投げたー！」「おおおお」「転がされた」「ぎゃぁぁぁぁあ！」「これは気持ちいい」と興奮気味の声が殺到した。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
