【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 2-1 FC東京(7月20日/県立カシマサッカースタジアム)
物議を醸す判定にスタジアムも騒然となった。ファウルを受けた鹿島アントラーズのFW鈴木優磨に対して、まさかのファウルの判定が下される。するとランコ・ポポヴィッチ監督が激昂し、第4審判に詰め寄る事態に。一方でネット上では「優磨が先に触ってる」「そもそもスライディングが危ない」と意見が真っ二つに分かれている。
問題のシーンはゴールレスで迎えた23分だった。ルーズボールに反応した鹿島の鈴木とFC東京のMF遠藤渓太が接触して、同時にピッチに倒れ込んだ。
リプレイ映像で確認してみると、鈴木が先にスライディングでボールに触れており、ボールを蹴ろうと振りかぶっていた遠藤の右足が膝に直撃。本来であれば遠藤のファウルと判定されてもおかしくないシーンだった。
しかし、主審は鈴木のファウルを取る。するとベンチのポポヴィッチ監督が激昂。ものすごい剣幕で第4審判に詰め寄る。それを見た主審が駆け寄りポポヴィッチ監督に説明するも、指揮官は納得せず。すると主審は、ポポヴィッチ監督にイエローカードを提示した。
このシーンについて解説の永井雄一郎氏は、「鹿島からすると遠藤選手のファウルではないかと。遠藤選手は止まっていて、そこに振った足がそのまま入った。リプレイ映像だと、遠藤選手が足を振って鈴木選手を蹴ったようにも見える。見る角度によってもジャッジが変わりそうですね」と解説した。
また、SNS上では「鈴木優磨が先に触ってるんだけどな」「なぜ鈴木のファウル?」「明らかに遠藤渓太のファウルだろ」「流石にこれは鈴木が可哀想」「確かに勢いはあったけど相手が後から蹴ってる」と鈴木を擁護するコメントが見られる一方で、「そもそもスライディングが危ない」「遠藤が足を振ったところにきてるからな」など遠藤を擁護する声も見られた。
さらに、「ポポ怖いよ」「そりゃ怒るわな」「そしてこれで監督にイエローは可哀想」「ポポもそりゃ怒るよ」とポポヴィッチ監督へのコメントも多く見られた。
試合は結局、鹿島が2-1でFC東京を撃破。勝点を44まで伸ばし、24節終了現在で1位FC町田ゼルビア、2位ガンバ大阪に次ぐ3位につけている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)