【スーパーフォーミュラ】第4戦（決勝・7月21日／富士スピードウェイ）
各所でバトルが起こり、鮮やかなオーバーテイクが見られた国内トップフォーミュラの一戦。なかでもライバルからも賞賛を受けた大湯都史樹（VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING）のオーバーテイクが話題となっている。
大湯は、14周目にピットインしてタイヤを交換すると、先にタイヤを交換していた野尻智紀（TEAM MUGEN）と牧野任祐（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）の間でピットアウト。大湯のタイヤがまだ温まらないなか、牧野はアドバンコーナーの入口で大湯のインに飛び込んだ。
大湯は、牧野にオーバーテイクされたように見えたが、アドバンコーナー出口からエンジン出力を一時的にアップさせるオーバーテイクシステム（OTS）を使い応戦。そのまま300Rで横並びになり、ダンロップコーナーでアウトから被せて牧野を抜き返した。
大湯はそのままOTSをホームストレートの終わりまで使い続け、さらに前を行く野尻を追いかけて行く。野尻もOTSを使って逃げようとするも、17周目のホームストレートで遂に追いつかれ、1コーナーで大湯にオーバーテイクを許した。
イン側をとった野尻に対して、マシンを振ってアウト側から成功させた鮮やかなオーバーテイクに、通算2回チャンピオンの野尻も無線で「ごめんなさい、上手いことやられちゃったわ」とコメントした。
この大湯の快進撃を見て、視聴者もコメント欄で「大湯完璧」「お湯いいね」「湯切り成功」「大湯とWIN」などと盛り上がっていた。
（ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』／(C)JRP）
