【WWE】SMACK DOWN（7月19日・日本時間20日／ネブラスカ・オマハ）
日本でもお馴染みのルチャレスラーが見せたムーンサルトから着地してムーンサルトの二段活用。日本で誕生したムーンサルト・プレス派生の大技に会場からも大きなどよめきが起きた。
WWE「SMACKDOWN」で、アンドラデとカーメロ・ヘイズが対戦。ともに高い身体能力を誇るハイフライヤー同士の対決で、アンドラデが“ジャパニーズスタイルの秘技”を披露しファンをあっと驚かせた。
WWE解説・堀江ガンツはアンドラデを「日本でも活躍した、ルチャリブレとジャパニーズスタイル、アメリカンスタイル全てを融合したレスラー」と評する。一方のヘイズは、今年の春に下部団体のNXTからのメインロスターデビューを果たしたショーン・マイケルズの秘蔵っ子。ともにパワーもある“跳べるヘビー級”同士の見応えある攻防が展開された。
序盤は期待のルーキー・ヘイズが実力者アンドラデ相手に真っ向勝負。セカンドロープからの背後へふわりと落とすスプリングボード式ギロチンなど創造力あふれる攻撃でヘイズが躍動する。そんななかアンドラデの闘争心に火を付ける場面が…。
試合中盤ヘイズが変形の「ラ・ミスティカ」を披露。相手のお株を奪うようなルチャ殺法にカチンときたか…アンドラデはトップロープでの攻防を制するとヘイズを振りほどきリング中央まで吹き飛ばす。さらに背面からムーンサルトで着地してもう一度ムーンサルトの完璧な「ムーンサルト・ムーンサルト」を決めた。躍動感あふれる華麗なムーブに会場がどよめき「二段ムーンサルト」「すげえ」「おー」「身体能力が高い」とファンが次々と反応した。
堀江が「日本由来の秘技」と紹介した通り、飯伏幸太がオリジナルのムーンサルト派生ワザ。日本リングにも幾度となく参戦し、お馴染みの伝説的ユニット“ロス・インゴベルナブレス”の創始メンバーとしても知られるアンドラデならではの豊富な引き出しといえる一撃。最後はリバースフルネルソンからスウィング式で落とすネックブリーカー「ザ・メッセージ」で、勢いのある難敵を攻略。アンドラデが見事勝利を収めた。（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
