【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 2-1 FC東京(7月20日/県立カシマサッカースタジアム)
華麗なボールへのスライディングタックルが決まったかと思われた次の瞬間、無情のホイッスルが鳴ってスタジアムが一時騒然とした。イエローカードを受けて次節の出場停止が決まった鹿島アントラーズのMF知念慶は、主審にタックルの正当性を訴えたが聞き入れてもらえず。ファンも「完璧なスライディングだけどなぜイエロー?」「これで累積は流石に可哀想」と同情の声が挙がった。
問題のシーンは鹿島が2-1とリードして迎えた72分だった。左サイドでドリブルを仕掛けたFC東京のFW俵積田晃太に対して、知念がスライディングタックルを敢行。伸ばした右足はしっかりとボールを捉えており、上手くボールを刈り取ったかと思われた。
しかし、俵積田が知念の足に引っかかって転倒した次の瞬間、主審のホイッスルが鳴らされる。すると知念はもちろん、近くで見ていたMF柴崎岳やDF関川郁万らも思わず頭を抱えた。イエローカードを提示された知念は、必死に自分のプレーの正当性を訴えたが、判定はやはり変わらず。累積4枚目のイエローカードで、次節出場停止が決まってしまった。
しっかりボールを弾いた正当なタックルにもかかわらず、ファウル判定でしかもイエローカード。この疑惑の判定にはSNS上でも話題となり、「これでイエローなん?」「完璧なスライディングだけどなぜイエロー?」「素晴らしいボールハントにしか見えなかったのだが」「ボールにタックルしたのに知念にイエロー」「これで累積だろ?可哀想だな」「流石に可哀想だろ」「何回見ても知念のイエロー納得できない。誤審すぎる」「ファウルですらない」「ファウルじゃないし、どう見てもイエローじゃないでしょ…」など、知念に同情する声が多く見られた。
鹿島はそのまま1点のリードを守り切ってFC東京を下して3位に浮上。首位のFC町田ゼルビアと5ポイント差に詰め寄ることに成功した。ただ、中断明け初戦となるサガン鳥栖戦(8月7日)には、中盤のキーマンである知念を欠いて臨むことになる。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)