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【映像】衝撃KO、前代未聞の衝撃マイク

 流れるようなパンチとキックの連続攻撃で圧巻の衝撃KOを飾るも…勝利者マイクの前代未聞の態度に賛否両論。試合より長い独演会の“やりたい放題”。会場のファンを煽り始めるまさかの展開にプロデューサーが「ここらへんでまとめて」と怖い目で制圧するひと幕があり、会場のファンからは失笑が漏れた。

【映像】衝撃KO、前代未聞の衝撃マイク

 7月27日後楽園ホールで開催された「Krush.163」。心直(REON Fighting Sports GYM)と矢島直弥(TSKjapan)の対戦は、1ラウンド後半に心直がハイキックを皮切りに圧巻の連打で矢島を衝撃KO。SNSや会見などで繰り広げられた遺恨マッチに勝利した。

 3月の「Krush.159」で一度は流れたカードが復活。ともに元他団体王者同士、試合前の両者の過激な煽りや、SNSでの舌戦を含めKrushでは珍しい場外戦からの対戦となった。K−1グループ参戦2戦目の矢島は前回敗戦からの再起戦。しかも心直の欠場により、急きょ出場が決定した選手にKOされるという悔しい結果に終わった矢島の怒りの矛先は試合をキャンセルした心直に向けられていた。

  ロー、ミドルと蹴りの攻防からスタートした試合。サウスポーでじわりと圧をかける心直に、矢島は下がりながらスイッチと技巧派同士の緊張感のある立ち上がり。心直のミドル一発一発が重い、一方の矢島が返すローも強く互いの強い気持ちがうかがえる。

 すると1分が経過したタイミングで一気に間合いを縮めたのは矢島だ。左右を強振すると今度は心直が下がりながら左で迎撃、さらに前蹴りで返す。ゆったりとしたフォームで落ち着き払ってプレッシャーをかける相手に対し、矢島が荒っぽく右を2つ。喧嘩ファイトさながらの真っ向勝負の開幕か…と思われたその矢先、劇的な結末が訪れた。

  手始めに顔面への左ハイ、左右のコンビネーションから再び左ハイ、さらにワンツーを放つと、見事に全てが命中。間髪入れず打ち込まれた連続攻撃に矢島はヨロヨロと後退しながらロープに掴まり、スタンディングダウン。腰をくの字に曲げ、深く息をしながら回復を試みる。なんとか気持ちを奮い立たせファイティングポーズを取るが、足元のぐらつきは隠せず、ここでレフェリーが試合を止めた。
 
 目の前で起きた鮮やかな連打、そして衝撃ラストに「(矢島は)全然見えてなかった」「(心直は)こんな戦いが出来たのか…」と驚きの声。さらには「止めるのが早かったが、フラついてたからなぁ」とレフェリーの判断を支持する声などが聞かれた。

 試合後、心直は矢島に駆け寄るもまったく相手にされないなど、互いの健闘をたたえ合う雰囲気は皆無。さらに勝利マイクでは「お前ら心直なめんなよマジで!」と突然イキり散らし会場はシーンと静まり返ってしまう。「気管支炎にかかって…」と過去の体調不良を明かしつつ「1年間悩みながら試合して、ようやく報われた」とここまでは良かったが「この後バンタム級のトーナメントがあると思うんですけど、僕よりいい試合が出来るように頑張ってください」と謎の上から目線も。
 
  その後も心直の独演会は続き「1ラウンドでKOしたんだからこれ位いいでしょう、皆さん?」と心直は観客のブーイングを受けながら独演会を再開。帰り始めた観客に「帰らないでください!」と語りけるもブーイングとヤジが…すると「もっとブーイングをちょうだい〜」と煽りはじめるまさかの展開も。ここでKrushプロデューサーの宮田充が「せっかくいいKOしたから、ここらへんでまとめた方がいいと思います」と怖い目でピシャリ。
   
 代表の鋭い眼光に心直はファンへの感謝の言葉を口にするも…やや遅きに失した感も。鮮やかな勝利後のなんとも間延びした寒い空気に「怒られてて草」「宮田さん目がおこ」「試合より喋りのほうが長い」といった冷ややかな声が相次いだ。そんな中でも「メンタル強いなw」「試合は良かったよ試合は」と今後への期待の声も寄せられた。 

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