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【映像】まさにピンポイントの悶絶KO

 4連勝中で期待の20歳が見せた流れるような波状攻撃。一方的に攻め続けて35秒、最後は相手が戦闘不能になる“悶絶”KO決着に、解説の元ボクシング日本王者は 「圧倒的!つなぎが速い!凄い!」とこれ以上いない言葉を並べて絶賛、驚嘆した。

【映像】まさにピンポイントの悶絶KO

  7月27日に後楽園ホールで開催された「Krush.163」。村田健悟(ALONZA ABLAZE)とゆいら(NJKF健心塾)の試合は衝撃の35秒決着。元K-1王者の秘蔵っ子が初参戦の19歳のボディに一撃を叩き込み勝利を収めた。

 戦績2勝2敗、K-1グループ初参戦19歳のゆいら。対するは2階級K-1王者・卜部功也ジムの気鋭の20歳村田は、K-1アマチュア二冠でプロ4連勝中と勢いも実力も右肩上がりだ。

 試合はあまりにも一方的な内容だった。村田がリラックスしたフォームから右ロー、左ミドル、右ローと圧をかけながらテンポの良い攻撃。さらに左を見せて左ミドル、右フックから左ミドル、さらにスピンキックを2連続で見せるなどシームレスな打撃で非凡ぶりを発揮する。

  この日のゲスト解説でK-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴は「元々空手出身の選手で勢いがありますね」と同じ空手ルーツの村田へ好意的なコメント。そんななか、足を止めてのパンチの打ち合いになると、がっちりとガードを固めた村田がウェービングでフェイントをかけて、ゆいらのボディへ目掛けて拳を一閃。「グシャっ」と鈍い音とともにゆいらは体を“くの字”に曲げたまま悶絶。そのまま立ち上がれずゴングが打ち鳴らされた。

 開始わずか35秒のスピード決着に「強打まじすごい」「これは本物」や瞬殺劇に「見逃した何があった?」「しまった携帯見てる間に…」と驚きの声が殺到した。

 もう一人のゲスト解説で元ボクシング日本王者の細川バレンタインも「圧倒的!つなぎが速い!凄い!」と思わず唸る。与座は「ピンポイントで当てた、上手いですね」とボディへ的確に叩き込んだフィニッシュシーンを評価。スローリプレーではボディで崩れ落ちる相手に反射的にミドルの追撃も加えており、村田の殺傷能力の高さは圧巻だ。

 細川は「次の攻撃を打つ時に体のバランスを崩さない。パンチで倒れてなくても次の攻撃で仕留めるよと(いう意思を感じる)。本当に凄い選手」と村田の実力を終始称賛。再度「圧倒的です」を連発するなど褒め言葉が止まらなかった。

【映像】まさにピンポイントの悶絶KO
【映像】まさにピンポイントの悶絶KO
KOの衝撃が吹き飛ぶ“前代未聞”の衝撃マイクに会場失笑 プロデューサーも静かに“激おこ”
KOの衝撃が吹き飛ぶ“前代未聞”の衝撃マイクに会場失笑 プロデューサーも静かに“激おこ”
KOの衝撃が吹き飛ぶ“前代未聞”の衝撃マイクに会場失笑 プロデューサーも静かに“激おこ”