【MACHIDA City Cup 2024】スタッド・ランス 2-0 FC町田ゼルビア(7月31日/町田GIONスタジアム)
FC町田ゼルビアのホープがスタジアムを沸かせた。入団1年目ながら右SBに定着しつつある22歳のDF望月ヘンリー海輝が、三菱養和SCの先輩でもあるスタッド・ランスのFW中村敬斗からボールを奪うと、地を這う強烈な弾丸ミドルシュートを炸裂。視聴者からは「すげー軌道」「そんな武器があったとは」など驚いた様子のコメントで溢れた。
J1リーグで首位を走る町田は、ジャパンツアーで来日中のスタッド・ランスと対戦。伊東純也の爆速突破から29分に失点を喫したが、54分にはあわや同点ゴールという場面を作り出した。
敵陣ハーフウェーライン付近でスタッド・ランスの中村からボールを奪った望月は、そのまま前方のスペースへとドリブルを開始。そして、ゴールまで約30メートルの位置から迷うことなく右足を振り抜いた。抑えの効いた弾丸シュートは、ものすごいスピードでゴールへ向かうが、惜しくもゴール左へと外れた。
このシーンのリプレイ映像を見ると、なんとスタッド・ランスのGKイェヴァン ディウフが指先でわずかに触って枠外へと弾き出していた。これで町田はコーナーキックを得た。
この目の覚めるようなスーパーミドルに、解説を務めた元町田FWの鄭大世氏は「ヘンリーの後ろにイブラヒモビッチの影が見えました」とコメント。ユーモアを交えつつ、望月のシュートを賞賛した。同じく解説を務めた太田宏介氏は「膝下の振りが非常にコンパクトで早かったですね。試合をこなすごとにプレーの幅が広がっていって、伸び代がありますよね」と賛辞を送った。
この弾丸ミドルシュートには視聴者の間でも話題に。「ヘンリーすげー!奪って、そのままシュート!」「キック力すげえ」「そんな武器があったとは」「ヘンリーは海外移籍しそうやな」「すげー軌道」「めっちゃいいミドル持ってるやん」「イーグルショット」「キック力すげえ」など、SNSにはシュートを称賛する声が相次いだ。
結局、町田はスタッド・ランスに0-2で敗戦してしまったが、大卒ルーキーながら首位チームの右SBを担う望月が才能の片鱗を見せつけた。
(ABEMA/MACHIDA City Cup 2024)