【WWE】RAW（7月29日・日本時間30日／ミネソタ・セントポール）
卑劣なパワハラを繰り返した元師匠の悪行を受け、ついに弱気な美女レスラーが反旗を翻した。ずっと言われっぱなしだった彼女が、背後からスリーパー、さらには強烈ビンタで痛快リベンジを果たすと「闘魂ビンタだ」「革命だ」などファンが騒然となる一幕があった。
WWE「RAW」で分裂した”アルファ・アカデミー”オーティス＆戸澤陽と、新たな弟子を率いた元ボスのチャド・ゲーブルがタッグマッチで初顔合わせ。すると傍若無人なチャドの制裁に耐えかねたセコンドのマキシン・デュプリが反旗。怖い元師匠に鉄拳制裁を加える胸熱シーンにファンも大興奮した。
オーティス＆戸澤と、チャドの新たな弟子ブルータス＆ジュリアスのクリード・ブラザーズの因縁の対決。試合は中盤、オーティスがジュリアスを圧倒。得意の地を這う“キャタピラー”パフォーマンスからエルボー、トップロープへといつもの勝ちパターンに突入するが、ここでセコンドのチャドが介入し、攻守逆転を許してしまう。オーティスはクリード兄弟2人がかりの雪崩式バックスープレックスを喰らい完敗。しかもカットに入った戸澤の足を、チャドが引っ張るという卑怯極まりない連携を見せつけての勝利だった。
勝ったチャドは、“どうだ俺達の力を見たか”とオーティスのヒゲを掴み恫喝のあと制裁に突入。試合後も得意のアンクルロックで元弟子オーティスを痛めつけるが、その非情ぶりに耐えかねたマキシンが遂に反旗を翻す。バックチョークでチャドの首を締め上げるも、これを軽く振りほどいたチャド。するとマキシンを得意の怖い目で威圧するが、なんとマキシンがビビることなく対面。マキシンは今までの思いを込めて強烈なビンタで反撃を試みたのだった。
長らく彼女が“やられっぱなし”だった姿を目にしてきたファンからは「マキシンいった」「マキシンよくやった！」「やる気満々」「闘魂ビンタだ」とはじめての反抗に熱狂。実況の清野茂樹アナウンサーも思わず「マキシン革命だ！」と絶叫した。
理不尽なパワハラにぐっと耐え続けるも爆発した”やさしき大男”オーティスや、いち早く仲間を壁となってかばい反旗を翻した戸澤。次々とチャドにノーを突き付けた”アルファ・アカデミー”の面々。最後までチャドをかばうような姿勢を見せてきたマキシンだっただけに、今回のビンタ攻撃は本当の意味で弟子たちからの三下り半が突き付けられた瞬間だった。（ABEMA／WWE『RAW』）
