パリ五輪を戦ったU-23日本代表の守備の要・高井幸大。そのプレーぶりに、元日本代表DFであり解説者の槙野智章氏が「すぐ海を越えます!」と大興奮している。
8月4日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、パリ五輪を戦ったU-23日本代表を特集。『ステップアップしそうな選手は誰?』のお題で、番組MCの槙野氏とゲストの元北朝鮮代表FW鄭大世氏が、それぞれ注目選手を紹介した。
2021年に行われた東京五輪後には、三笘薫が川崎フロンターレからブライトンへ、前田大然が横浜F・マリノスからセルティックへ、冨安がボローニャからアーセナルへと移籍。五輪を経てステップアップするケースは多く見られる。
パリ五輪世代でもすでに、FC町田ゼルビアのFW平河悠がEFLチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のブリストル・シティへ移籍することが決まっている。また、この世代の中心選手として活躍してきたMF松木玖生は、今夏に移籍する可能性があったことで最終メンバーに選出されず。のちにプレミアリーグに昇格したサウサンプトン(そこからトルコのギョズテペにレンタルで移籍)への完全移籍が発表された。
そのほか注目の選手として、鄭大世氏は柏レイソルのFW細谷真大、槙野氏はベルギーのシント=トロイデンに加入したGK小久保玲央ブライアンの名前を挙げて、それぞれの魅力的な部分を存分に紹介した。
すると槙野氏は「素晴らしい選手がたくさんいます。細谷も小久保もいいですが、未来のサッカーを明るくする選手が出てきました」と、川崎フロンターレのDF高井幸大の名前を挙げた。
槙野氏は高井について「ぜひみなさん覚えて帰ってください。19歳で堂々たるプレー。冨安(健洋)を見た時と同じ感覚がある」とコメント。さらに「ボールを奪う能力、ヘディングで弾く能力、ボールを奪ってからのフィードや前に出る力。19歳でここまでできるディフェンダーは見たことない」と大絶賛。さらに「今のところ荒削りさもなく、全ての能力を出せる。すぐに海を超えますよ」と近い将来の海外移籍を予言した。
一方で高井は、お茶目な一面も持ち合わせている様子だ。鄭大世氏によると「仲良くなりたい選手は誰?」の質問に高井は「鄭大世」と回答。さらに槙野氏によると「あなたにとってのヒーローは?」の質問には「(アニメ『SLAM DUNK』の)桜木花道」と答えたようだ。
槙野氏は「ピッチで若々しさは見えないが、マイクを向けてインタビューすると若い部分が出る。それがいい」と、高井がピッチ内外で見せる違った一面にゾッコンのようだ。
(ABEMAスポーツタイム)