エンジンだけで家が建つ!? 朝日奈央が最新鋭フェラーリ「296 GT3」を抱える「PONOS RACING」に直撃取材。シャシーだけで2000万円するフェラーリの衝撃の費用など知られざる実態を聞き出した。
8月4日、富士スピードウェイで開催されたスーパーGTのダイジェスト番組で、「SUPER GTを学ぶ」企画のもとスペシャルサポーターの朝日奈央が、“お金事情”をテーマに現地インタビューを行った。
最新鋭のレーシングカーがしのぎを削り合う、日本最高峰のスーパーGT。その舞台裏には驚くべきコストがかかっていることが明らかになった。
取材に答えたのはGT300クラス「PONOS RACING」のチームマネージャー・小林伸平氏と広報の林大貴氏。イタリアの羽馬こと「フェラーリ」の最新レーシングマシン「フェラーリ 296 GT3」について語った。
一般人でも購入可能なこのマシンだが、車両価格は東京・港区のタワーマンションが買えるほど、まさに億超えだという。続けて具体的な金額を尋ねると、広報の林氏はしどろもどろ。どうやら大人の事情で言えない様子だ。
朝日奈央はそれでもダメ押し。答えられる範囲で聞いてみると、ヘッドライトは左右それぞれで100万円、ステアリング(ハンドル)は200万〜250万円、マシンの骨格パーツ(シャーシ)は約2000万円、そして、「フェラーリ296 GT3」の心臓となる3リッターV6ツインターボのエンジンともなると、3000万~4000万円にのぼるとのことだ。
これには、朝日奈央も「エンジン単体で家が建つほどのお値段!」と驚きを隠せなかった。
なぜ、レースマシンはこんなにも高いのかと尋ねると、林氏は「一般道を走る一般車とは違い、レースマシンはサーキットを速く走るため、極限まで力を引き出しているからです」と説明。
朝日奈央は「マシン自体が高いとは思っていましたけど、どこの部分が高いかまでは知らなかったので…エンジンが3000万~4,000万円(笑)。恐ろしいんですけど。レースをするのにも壊さないようにと緊張感があります」と感想を述べた。
視聴者も「シャーシだけで…!」「まじかよ」「フェラーリだもんな」「開発費も乗ってるから」と普段はなかなか聞くことはできない最高級車「フェラーリ」の裏事情に盛り上がりを見せた。
この取材を受けて、スタジオにゲスト出演していた第4戦 GT500クラス優勝ドライバーARTA(#8 MUGEN CIVIC TYPE R-GT)の松下信治は「詳しいことは分かりませんが、GT300よりもGT500はもっとコストがかかります。フェラーリも何台も買えると思います。それでも、レースでは引かない。争っている時は行かなきゃいけない」と、レース中のドライバーの覚悟を語った。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)