【WWE】RAW（8月5日・日本時間6日／メリーランド・ボルチモア）
日本人女子レスラー2人による華麗かつ度胸満点のスーパーダイブでセコンドを含む武闘派女子レスラー3人を一掃。あまりにも鮮やかなコンビ技に実況も思わず「美しかったですね〜」とうっとりするひと幕があった。
WWE「RAW」で、イヨ・スカイとソーニャ・デビルがシングルマッチで対戦。このところ“最狂”ヒールユニットの座をソーニャ率いる格闘軍団に奪われ苦しい状況のイヨ率いる“ダメージCTRL”だが、この試合では相棒のカイリ・セインと息のあった圧巻の“2人同時ダイブ”で敵ユニット3人をスカっとまとめて一蹴してみせた。
当初はダメージCTRLのダコタ・カイとソーニャの一騎打ちだったが、バックステージの襲撃によりダコタがヒザを負傷。代わりにイヨが参戦したことで、抗争中の格闘軍団（ソーニャ＆ゾーイ・スターク＆シェイナ・ベイズラー）の泥沼対決となった。
2対3でイヨ＆カイリが数で劣る構図。序盤こそ総合格闘技仕込みのソーニャの蹴りやヒザ攻撃に手を焼いたイヨは、徐々に持ち前のスピードを活かした攻撃に加え、「高速ドラゴンスクリュー」や「関節ドロップキック」など日本スタイルのエグい集中攻撃を展開する。
イヨの猛攻でカウントスリー寸前のソーニャに対して、シェイナがさり気なく足をロープにかける妨害など狡猾な介入を見せると、カイリも負けじとシェイナにバックブロー、さらにリング内からイヨがゾーイに顔面キックで分断に成功。
さらにソーニャを落とし、格闘軍団3人は場外へ。ここでイヨとカイリが同時に同じコーナーポストに立つとABEMAの実況、清野茂樹アナウンサーが「えっ？」と困惑ぎみのリアクションを見せたと同時に、2人が息を合わせてダイブ。イヨがソーニャ＆ゾーイをまとめて得意のムーンサルトでなぎ倒し、カイリが「インセインエルボー」をシェイナに叩き落とし一掃する。
イヨとカイリともにトップロープからの多彩な攻撃を得意とするが、同じコーナーポストから互いのフィニッシャーを放つ圧倒的なコラボは初。清野アナも「ムーンサルトとインセインエルボーを同時に放っていきました！同じところから飛ぶという発想はありませんでした！」の上々のリアクションに、解説でWWE通の料理TikTokerもりおも「美しかったですね〜」と頷き、これに呼応するようにファンも「美しすぎるコラボレーション」「すげえ（会場が）湧いているな」「さすがだよ」「これは凄いな」と大盛りあがり。
この衝撃の合体攻撃で一気に格闘軍団の勢いを削いだダメージCTRL。最後はイヨがリング中央で完璧な「ムーンサルト・プレス」を決めユニット間の大将対決に勝利。今後の盛り返しに向けた快心の一勝となった。
（ABEMA／WWE『RAW』）
