【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア0-1湘南ベルマーレ(8月11日/町田GIONスタジアム)
さすが日本代表と思わせる圧巻のプレーぶりだった。FC町田ゼルビアのMF相馬勇紀が、狙い通りの裏抜けからフリーを作り出すと、最後は右足のアウトサイドでラストパス。残念ながらオフサイドによって取り消されたが、違いを見せた相馬の動きに「これぞ日本代表」「パスがおしゃれ」「一発で他との違いを見せつけたな」とファンも大興奮だ。
今夏に名古屋グランパスから町田に移籍した相馬にとっては、本拠地町田GIONスタジアムでのデビュー戦となった。するとゴールレスで迎えた11分に見せ場を作る。
下田北斗の浮かせたパスに反応した相馬は、左サイドから斜めへの動きだしで、裏のスペースに侵入してボールを保持。そのままボックス左へと攻め込むと、ボールの落ち際に合わせて右足のアウトサイドでパスを出した。湘南の守備陣は完全に意表をつかれた形となり、飛び込んだオ・セフンがそのままネットを揺らした。
解説を務めた水沼貴史氏は「一瞬、フラッグを上げたようにも見えましたが、微妙なところですね」というように、オフサイドの確認で主審がVARと交信。下田のポスを受けた位置がオフサイドポジションだったため、このゴールは取り消しになった。
試合後、相馬はゴール取り消しのシーンを振り返り「自分でどう改善できたかと言えば、もう少しラインを舐めながら走った方が良かった。仕留めなければいけなかった」と悔しさを滲ませた。
しかし相馬のプレーを見たファンたちは「これぞ日本代表だわ」「なんておしゃれなパスなのよ」「一発で他との違いを見せつけたな」「相馬だけ異次元」「平河と違う良さがあるな」「オフサイドだったけどいい崩しだった」「すごい綺麗な崩しだったわ」など、期待を感じられるプレーぶりに大満足となったようだ。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)