8月5日、東京株式市場は史上最大の下落幅を記録し話題となっている。そんななか、5億円の利益を産んだトレーダーもいるという。ABEMA的ニュースショーで話を聞いた。
日経平均株価は取引開始直後からほぼ全面安の展開となり、終値は前の週末にくらべ4451円安い3万1458円に。終値ベースとしての下落幅は、世界的に株価が大暴落したアメリカの「ブラックマンデー」を受けた1987年10月20日の3836円安を上回り過去最大となった。
そもそも株とは株式会社のベースで、企業は株を発行し人々に買ってもらい会社の資金にする。株を買った人は株主と呼ばれ、会社の経営に対して発言する権利を得る。会社の業績によって配当金がもらえることもある。
株には企業によって価格があり、それを株価という。会社の業績が上がり「儲かりそう」と思ったら、その会社の株を買いたい人たちが増え、株価は上昇。反対に、不安材料があり、マイナスになると判断されたら売られ、株価は下がる。投資家たちはどこで買い、どこで売るかで利益を得たり損をすることになる。
何を指標に株価の上げ下げを予測しているのか。デイトレーダーとしてのキャリアはまだ1年だという投資YouTuberゆりたん氏は「ドル円、日経平均株価、先物。あとXが本当に爆速。Xの(投資)専門アカウントでつぶやいている方がいる。間違ったニュースとか先走ったニュースとかもあるが…」とコメント。
投資歴19年、去年まで投資で40億円を稼いだというgomatarou氏は、大暴落で涙を飲む人が続出するなか、確定した利益はなんと5億円だそう。その理由について「下がると儲かるポジション(空売り)を組んでいた。ブラックマンデーを超えるなんて到底想定できない、たまたまその流れに乗れたという感じ。運が良かったと思う」と振り返った。
瞬時に下げ相場を読んだ根拠は「(日銀が)利上げしちゃったから」だとして「いろんなお金がそれによって逆方向に動いた」と解説した。
普段からマクロな視点を持ち、相場がどっちに転ぶか、相場が何を気にしているのかを読むことが大切だと説くgomatarou氏は「情報はXが早いのでXを見ている。あとは、楽天証券のアプリを使っている。そこで流れてくるニュースを見て『こういうことが起きているのか』と判断している」と説明。
さらに「ただ、今回は想像力が足りていなかった。一歩先の想像ができていたらあと3億ぐらいはプラスにできたかな」と反省点もあったことを明かした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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