劇場版「ドラゴンボールZ 神と神」で、孫悟空(CV:野沢雅子)は第7宇宙の破壊神であるビルス(CV:山寺宏一)と戦うため、サイヤ人の神である“超サイヤ人ゴッド”に変身してファンを驚かせた。それから2年後、待望の劇場版新作のタイトルにある「F」の文字にファンの胸は熱くなったが、それと同時に悟空たちの進化した姿も注目を集めた。
【映像】悟空が超サイヤ人ブルーの力を見せた瞬間(62分2秒ごろ〜)
2015年4月に公開された劇場版「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は、アニメ「ドラゴンボール」シリーズの劇場公開作第19弾。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された故・鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。
そのタイトルにある「F」とはフリーザ(CV:中尾隆聖)のことだった。作中で登場する悪役の中でも屈指の人気を誇る悪の帝王の復活に、当時のファンの期待は否が応でも高まった。しかし、戦闘力のインフレが激しいドラゴンボールの世界において、もはやフリーザに悟空たちの相手が務まるのか正直不安を感じたファンも多かったことだろう。
当のフリーザもそのことは承知していたようで、打倒超サイヤ人に向けて生まれて初めて真剣にトレーニングに励んだ。その結果、フリーザは金色に輝く“ゴールデンフリーザ”へと進化を遂げる。
悟空と復活したフリーザが相まみえると、悟空も金色に輝く超サイヤ人に変身……かと思いきや、なんと悟空がまとったオーラは青色だった。超サイヤ人のように逆立った髪も金色ではなく青色。初めて見せたこの意外な変身に多くの人が驚いたものだ。
悟空が変身した青髪の姿は、“超サイヤ人ゴッドの力を持った状態で超サイヤ人に変身した状態”とのこと。この姿は「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」と呼ばれ、悟空自身もややこしくて説明しにくいと語っていた。その名称が長すぎるためか、悟空たちはその変身形態のことを略して“超サイヤ人ブルー”とも呼んでいる。
最強の形態に変身した悟空だったが、ゴールデンフリーザの強さは想像以上でまさかの苦戦。悟空自身も「オラちょっと負けてっぞ」と戦況を口にしたほどだ。超サイヤ人ゴッド超サイヤ人となった悟空と、それをも圧倒する恐ろしさを見せたフリーザとのバトルは必見だ。
(c)バードスタジオ/集英社 (c)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会