【WWE】RAW(8月12日・日本時間13日/テキサス・オースティン)
相棒の軽さを利用して風車のようにぶんまわし、最後はリフトして爆弾のように場外投下。巨漢と小兵日本人レスラーの凸凹名バディが見せた「その手があったか!」という斬新すぎる合体技にファンがどよめいた。
WWE「RAW」で“アルファ・アカデミー”戸澤陽&オーティスが、宿敵クリード・ブラザーズ(ブルータス&ジュリアス・クリード)と対戦。戸澤&オーティスが見せた新感覚の合体攻撃が注目を集めた。
戸澤&オーティスがパワハラに悩まされてきた元上司・チャド・ゲーブルの最新の手下として猛威を振るうクリード兄弟との抗争が続くなか実現したタッグ戦。この日は開催地にちなみ“タッチなし、2人同時に参戦可能”な「テキサス・トルネードタッグマッチ」の特殊ルールで行われた。
中盤、オーティスがクリード兄弟と2対1の不利な戦局が続くなか、戸澤がオーティスの背後からクロスボディで2人を粉砕し流れを変えると、なにやら2人で耳打ちをしながら相談して作戦会議。直後になぜか巨漢オーティスが小柄な戸澤を抱え上げると「エアプレーン・スピン」の遠心力を利用しながらクリード兄弟の顔面へと次々と強烈な攻撃。
よくよく観ると手足をガッチリあわせて鋭利な“兵器”として戸澤が風車の羽のように機能して粉砕する頭脳プレーだ。まさかの展開に「戸澤が武器化w」「風車式戸澤」とどよめきが起きるなか、ABEMAの解説者で“WWE通のTikToker”もりおも「戸澤さんを武器として使ってますね」と思わずニヤリ。
対戦相手2人を一気に場外に排除した戸澤はさらに追撃のトペへとノリノリだが、相棒オーティスが「ちょっと待った!」と戸澤を制止。「そうじゃないだろ相棒」と語りかけると、高々とリフトして「戸澤バクダン」を場外投下。かなり高いところからぶん投げられた戸澤は悲鳴を上げながらの決死のダイブ。これには「雑に使うなー」「戸澤さんは投げるもの」とファンも反応。威力満点の攻撃でクリード兄弟を再び粉砕した。
絶好調だったアルファ・アカデミーだが、セコンドについたマキシン・デュプリが、親友だったアイビー・ナイルに襲撃されるまさかの裏切り。これに気を取られ惜しくも戸澤がカウントスリーを献上してこの日は敗戦となったが、タッグチームとしては新たな合体技を披露するなど着実な進化を遂げており、今後に期待できる戦いぶりだった。(ABEMA/WWE『RAW』)