【写真・画像】 1枚目
【映像】擦っただけで衝撃KO

 重量級の破壊力を物語るまさに“一撃”のKO劇だった。振り回したバックブローが頭に触れただけで脳が揺れ、194センチの巨体が大の字に崩れ落ちる衝撃決着。クルーザー級対決で飛び出した想像を上回る一撃決着に「え?」「かすっただけだろ?」と困惑の声すら相次いだ。

【映像】擦っただけで衝撃KO

 8月18日に後楽園ホールで行われた「Krush.164」で谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)が激突。試合は1ラウンド終了間際に谷川の繰り出した頭部を“かすめただけ”のバックブローがRUIを襲い、一撃で決着がついた。

 海外選手を迎え打つK-1屈指の重量級ファイター谷川と、3年ぶりのKrushリングとなる九州の雄・RUIの対戦。“日本人重量級最強”の呼び声が高い谷川にとっては、10月のK-1 GPへ向けた試金石となる試合。一方の身長194センチのビッグタワーRUIもK-1グループ常連だけに、ここで勝って再浮上を狙いたいところだ。

 長身から振り下ろす迫力ある打撃が持ち味のRUIに対し、谷川は距離を測りながら近距離でインロー。するとRUIは遠距離からのミドル、ハイで応戦するなど、互いのフレームを活かした序盤の攻防。プレッシャーが強いRUIに、谷川がミドルとローでスピーディーな仕掛けを試みる場面も見られた。

 クリンチでの掴みなど互いに決め手を欠いたなか、1ラウンド残り20秒。谷川がサイドキックぎみのローを見せ距離を探った次の瞬間、ひらりとバックブロー。これが「スコン」と乾いた音とともにRUIの頭部をかすめた。一見、深刻なダメージはなかったように見えた一撃だったが、RUIは腰から沈むようにダウン。この一撃で194センチの巨体は動けず天を仰ぎ、レフェリーがゴングを要求した。

 あまりにも唐突な試合終了に、ファンも「テンプル?」「効きすぎだろ」「ええ」「なにが効いたの?」と驚きを隠せない様子。解説の石川直生が「テンプルに入りましたね、見えてないところに…」とコメントすると、解説のブハリ亜輝留が「バックブローの回転のスピードも速くてキレが出ていた。しかも見えてなかった」と指摘した。

 リプレー映像では谷川が拳を振るった回転の先でRUIの頭を軽くかすめただけに見えるバックブロー。ファンも「後頭部かすった」「かすっただけやん」「これでKOされるか…」とさらに驚きは倍増。まさに“当たれば終わる”重量級を象徴するような衝撃、驚愕のフィニッシュだった。

 さらに試合後もダメージの回復に時間を要している様子のRUIを見たゲストでプロボクサーの細川バレンタインは「クルーザー級はやはり凄い。どクリーン・ヒットじゃないのにこんなに効くんだから…」とコメント。石川も「側頭部から後頭部が揺れると本当に目がまわる。これぞKOです」とその破壊力を強調していた。

【映像】擦っただけで衝撃KO
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