【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア 4-0 ジュビロ磐田(8月17日/町田GIONスタジアム)
前代未聞の中断劇だった。ジュビロ磐田戦においてFC町田ゼルビアのFWエリキがゴールネットを揺らした場面で、ハンドを巡ってVARが介入すると、審判団の機材トラブルも重なって、約10分間も試合が中断する事態に。これにはファンからも「こんなにVAR長いの初なんじゃ?」「あれで10分とか選手が不憫過ぎる」などの声が挙がった。
町田が1-0とリードして迎えた29分、MF藤本一輝が左サイドの仕掛けからチャンスを作ると、右SBの望月ヘンリー海輝がボレーシュートのような形で右足を振り抜いた。これがシュートか、折り返しだったのかは不明だが、これを中央にいたエリキが反応。ボールを太ももあたりに当て、磐田のGK川島永嗣のセービングをかいくぐってゴールに流し込んだ。
しかし、エリキがシュートした際にハンドの反則を犯していた疑惑が浮上。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、疑惑の判定を巡って審議が行われた。ところが主審のトランシーバーが聞こえなくなるなど機材トラブルも重なって確認が遅くなる。それでもOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果、結局はゴールが認められた。
ゴールが認められた瞬間にエリキは感情を爆発させたが、計10分間にも及ぶ中断だったため、スタジアムに集まったサポーターや視聴者はややストレスを溜めた様子。SNS上では「こんなにVAR長いの初なんじゃ?」「あれで10分とか選手が不憫過ぎる」「機材も暑さでやられたか」「意味がわからん」「副審はハンド判定してたけど…「10分も試合が止まるのはやめてほしい」などの声が寄せられた。
最終的に町田は、加入したばかりのDF中山雄太が攻守で躍動したこともあり4-0で大勝。勝点を53まで伸ばし、J1初昇格ながら27節を終えて首位の座を守っている(2位サンフレッチェ広島と勝点4差)。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)