朝倉が「夢のカード」というアウトサイダーの王者同士がブレイキングダウンの舞台で激突。わずか13秒の決着に会場中が湧いた。
1日、朝倉がCEOを務める1分間最強を決める格闘技大会『BreakingDown13』が東京・アリーナ立川立飛で開催。第16試合MMAルールで幕大輔vs啓之輔の試合が行われた。
アウトサイダー60-65kg級初代王者の幕と、65-70kg級初代王者啓之輔による「アウトサイダー王者」対決がブレイキングダウンの舞台で実現。朝倉も「アウトサイダーでは実現しなかった夢のカード」と期待を寄せていた。
試合前のVTRでは、幕が「マジでぶっ飛ばしてやろうかなと思ってます」、啓之輔は「同じ時代のアウトサイダーのチャンピオン同士殴り合えたらいい。完全決着しましょう」と語っていた。
勝負はまさに一瞬の出来事だった。啓之輔の三日月蹴りが幕のボディに入り、前のめりになったところを得意の膝蹴り。さらに追撃の膝蹴りをくらわせ、わずか13秒でリングに沈めた。
啓之輔は勝利者マイクを持つと声を震わせながら「幕は戦友を超えた存在でした。幕ありがとな!これが俺の仕事だ!最後に……アウトサイダー最高!」とアウトサイダー時代のおなじみのセリフを叫んで颯爽と去っていった。