【ブンデスリーガ】ボーフム 0-2 ボルシアMG(日本時間8月31日/ヴォノヴィア・ルールシュタディオン)
日本代表でも期待したいプレーだった。ボルシアMGのDF板倉滉が、代表合流前最後の試合となったボーフム戦で、相手のプレスをかわして前線にピンポイントパスを供給。このプレーにはABEMA視聴者からも絶賛のコメントが寄せられた。
開幕戦で惜しくも前回王者レヴァークーゼンに敗れたボルシアMGが、ボーフムのホームに乗り込んだこの一戦。板倉は前回に続きCBで先発出場を飾った。
注目のシーンは43分だった。攻撃を組み立てるボルシアMGは、ハーフウェーライン付近の板倉へボールを預ける。板倉は目の前の仲間に一旦預けてリターンパスをもらった瞬間、相手の猛プレスに遭ってしまった。
しかし、見事に回避する。板倉はプレスに対して一瞬左方向へパスを出すふりをすると、右方向にボールを運ぶ。相手のチャージを左腕で振り払う剥がすドリブルから、右サイドに指示を出し、その直後にピンポイントパスを供給してみせた。
ABEMAで解説を務めた元Jリーガーで元CBの増嶋竜也氏も、「うーん、良いボール」とピンポイントパスに思わず唸った。またコメント欄でも、ファンから「パス精度たかい」「かわすの上手いな」「ナイスだ」「パスが良いよ」などの声が寄せられた。
この9月に日本代表は、ワールドカップ・アジア最終予選の2連戦に臨む(5日が中国戦、10日がバーレーン戦)。冨安健洋が怪我で不在の中、板倉は間違いなくディフェンス陣の柱となるだろう。守備はもちろん、このプレーでも象徴された通り剥がすドリブルやパスも得意でいわば「最終ラインの司令塔」としての能力も高いだけに、攻撃面でも大いに期待したい。
(ABEMA/ブンデスリーガ)